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【UFC162】エドガーがオリヴェイラ破り、1年9ヶ月ぶり凱歌

<フェザー級/5分3R>
フランク・エドガー(米国)
Def.3-0: 30-27, 29-28, 30-27
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)

オリヴェイラの左ミドルをキャッチするが、テイクダウンは狙わなかったエドガー。右から左を打ちこむと、オリヴェイラの潜りを潰し、足関節狙いはケージを掴んでエスケープし、注意を受ける。そのまま組みついてヒザを入れたオリヴェイラをケージに押し込んだエドガーが、自ら距離を取る。

組みついてテイクダウンを奪ったエドガーに対し、オリヴェイラはポイント勝負を捨て、一本に拘るか。腕十字からオモプラッタ、足を取りにいくオリヴェイラからエスケープしたエドガーだが、スタンンドでヒザを受けそうになる。左ジャブから後ろ回し蹴りを見せるオリヴェイラ、エドガーは右ボディストレートを打ちこむも、首相撲からヒザをボディに受ける。首相撲を崩し、オリヴェイラを倒したエドガーは、立ち上がったオリヴェイラに左を打ち込む。

組み合いのなか小手投げが崩れガードを取ったオリヴェイラは、すぐに立ち上がる。オリヴェイラのアッパーに右から左をヒットさせたエドガーは、足を使って組みついてきたところで捌いていく。自らガードを取ったようなオリヴェイラ、ここで初回が終了した。2R、左から右と小刻みなステップを踏みエドガーは、左ミドルをキャッチする。

近距離でヒザを見せるオリヴェイラ、身長差を生かしたファイトが続く。ならばと動き続けるエドガーだが、ローを受け姿勢が乱れるシーンも。しかし、続くローをキャッチして倒したエドガー、スタンドをキープしてローを入れる。オリヴェイラはスタンドに戻ると、左ジャブを多用するが、組まれて引き込む。ポイント度外視のファイトのオリヴェイラに細かいパウンドを落すエドガーは、頭を付けてスペースを与えない。体を起こして鉄槌を2発、すぐに頭をつけケージに押し込み、立ち上がり際にパンチとヒザを見舞っていく。

ボディから左を打ち込んだエドガー、ハイキックも左へのステップでかわし、正面に立つや組みついてオリヴェイラの打撃の距離を与えない。頭を振って跳びこんだエドガーが左をヒットさせて、距離を取り直す。と、ローをキャッチして右を打ち込む。左から右を放ち、サッと距離を取るエドガーに対し、前蹴りから左ジャブ、右ストレートを伸ばしたオリヴェイラは、ケージに押し込まれるもエルボーを見せる。

ダブルレッグで豪快にテイクダウンを取ったエドガー、そのままギロチンに入ったオリヴェイラだが、ここでタイムアップに。時間を計算したエドガーのスマートなポイントメイクだった。

最終回、エドガーのパンチの回転が早くなり、右フックを当てる。ここでついにニータップを決める。当然のように寝技に付き合わないエドガー、ブレイクがかかりオリヴェイラが立たされる。右を打ち込んだオリヴェイラ、ステップの途中でバランスを崩したエドガーは、続くミドルをキャッチするも、パンチを被弾するシーンが増えてくる。

と、左ボディショットを決めたエドガーは、ダブルレッグへ。自らも姿勢を乱し、すぐに立ち上がったエドガーの右ストレートがオリヴェイラの顔面を捉える。と、足払いで倒されたエドガー。それでも立ち上がると、右を打ち込みオリヴェイラの動きを止める。左から右、さらに右を打ち込んだエドガー。右ストレートから飛びヒザまで見せる。動きが完全に落ちたオリヴェイラは、右を受けてテイクダウン狙いから引き込む。スピードに乗った鉄槌を落したエドガーは、ここでも慎重に頭を付けてパウンドを入れる。時折り頭を上げてパンチを入れるエドガーは、残り20秒で立ち上がって思い切りパウンドを入れる。関節技の仕掛けもなくなったオリヴェイラ、タイムアップとともにエドガーの試合では恒例のスタンディングオベーションが送られ、マーク・ヘンリーが大きく肩にエドガーを抱え上げた。

判定勝ちを手にしたエドガーは、1年9カ月振りの勝利者インタビューに「相手はタフ。3Rは決めに行ったけど、凄くタフだった」と試合を振り返った。

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