【UFC195】流血のダスティン・ポイエーがジョセフ・ダフィーを寝技のエルボーで押し切る
<ライト級/5分3R>
ダスティン・ポイエー(米国/12位)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
ジョセフ・ダフィー(アイルランド)
右クロスを狙うポイエーが左フックから左ハイを見せる。ダフィーのワンツーに対し、右アッパーから右フックを入れたポイエーがまずは打ち勝つ。ダフィーは右ローから右ストレートで前に出て、左ジャブを打ち込む。ポイエーは左ミドルも構わず低い位置に拳を置いて右を伸ばす。その右を顔面に打ち込まれ、腰が落ちたポイエーにボディを入れるダフィー。
ポイエーも持ち直して前に出るが、ダフィーは右アッパーで前進を止める。ワンツーから右ロングアッパーと攻勢のダフィーは、ここでも右ストレートも打ちぬく。ポイエーはダーティボクシングで反撃に出て、ダブルレッグでテイクダウン。3分間、アクションが続いたファイトを一度落ち着かせるポイエー。ケージを背にして立ち上がりたいダフィーだが、足首、ヒザの裏を取って立たせないポイエーが強烈な左フックを入れ、ギロチンを狙う。ここは防いだダフィーは立ち上がるも右ショートアッパーを被弾。直後に右を2発打ち込んで離れたダフィーはヒザをボディに入れて初回を戦い終えた。
2R、非常に柔らかい構えで右を伸ばすダフィーに組み付いたポイエーは、ケージに押し込んでダブルレッグでテイクダウンへ。激しい鼻血に見舞われ、組み技勝負に出たか。ダフィーのショーツが返り血で赤く染まるなか、ついにポイエーがしっかりと背中をマットにつかせることに成功する。ダフィーはエルボーを打たれながらも立ち上がろうとするが、ここも潰される。
足をすくって腕十字を狙ったダフィーに対し、ポイエーが激しいパウンドを落とす。これでダフィーは左目を大きく腫らせる。左エルボーを続けたポイエーは、しっかりとトップコントロールを続け、さらにエルボーを落としていく。ハイガードにもすぐに対処したポイエーは右のヘビーハンドを2発落として、ラウンド終了後に笑顔を浮かべ「マザー○ェッカー」とシャウトした。
最終回、ダフィーは左ハイ。ポイエーは左ローを返す。左ジャブ、右ボディを入れたダフィーだが、ポイエーは左のパンチからダブルに入ってドライブ。ケージ際で尻餅をつかせる。初回&2Rと同様に、ひざ裏をコントロールして立たせないポイエー。ダフィーはウィザードからバックを許しつつ立ち上がり、前転して足関節を狙う。
ヒザが抜けておりバックを狙ったダフィーを潰してトップを取ったポイエーがここもしっかりとトップを取り切る。ポイエーの右手首を取って三角狙いのダフィーだったが、このタイミングでレフェリーがブレイクを命じる。残り1分、ダフィーは左ボディフックから右アッパー。ポイエーは直ちにダブルレッグで寝技に持ち込む。エルボーを受けながら、三角を仕掛けたダフィーはボトムからエルボーをポイエーに放つも、ここでタイムアップに。
判定は意外にも大差がつき、ポイエーが勝利した。