【UFC96】ハミル、大振りムニョスを右ハイで一蹴
■第7試合ライトヘビー級/5分3R
マット・ハミル(米国)
Def.1R3分53秒/TKO
マーク・ムニョス(米国)
【写真】得意のレスリング攻撃でスタミナを浪費したムニョスに、ハイキックを決めたハミル。MMAファイターとして幅が違った (C)ZUFFA
前進するハミルに対し、テイクダウンを狙ったムニョス。これを切ったハミルは、ケージにムニョスを追い込みパンチを連打する。抜群のタイミングでテイクダウンを仕掛けたムニョスは、バックを制すがハミルは背中をマットにつけることなく、ムニョスの頭部に鉄槌を落とし立ち上がる。
ムニョスの大振りの右フックに対し、シュアな右ストレートから左を見せるハミル。パンチを顔面に浴び、視線を落としながらもムニョスはシングルレッグを見せたが、既に切れがない。早くも肩で息をし始めたムニョスだが、必死に左右の拳を振り回し続ける。結果、疲れを助長し動きが鈍くなったところに、ハミルの右ハイキックがその顔面を貫く。
もんどり打つようにケージにパウンドし、ヒザが二つに折れて倒れ込んだムニョス。軽くパウンドを見舞ったハミルは、打撃の精度の差、MMAへの熟練度の差を見せつけ、ムニョスをノックアウトした。