【Shooto BR40】ベソウロ弟ググが、パウンドでTKO勝ち
【写真】粗いパンチの応酬のなか、常に打撃戦をリードしたググがデビュー以来の戦績を4連勝とした(C)ALLAN OLIVEIRA
<ウェルター級/5分3R>
グスタボ・ググ・ドゥトラ(ブラジル)
Def.2R4分22秒by TKO
ファービオ・トリニダーデ(ブラジル)
数少なくなってしまったルタリーブリ系ジムのヘナヴァソン・ファイトチーム。かつて宇野薫を破っているマーシオ・クロマド率いる同チームから、新たな新鋭が生まれた。ググはUFCファイターのルイス・ベソウロの実弟でこれまで3連勝中だ。対するトリンダーデは3勝1敗の選手。
初回からパンチで優勢に試合を進めたググ、パンチから組みついてトリンダーデをコーナーに押し込むと、ダブルレッグダイブでテイクダウンを奪う。十字&三角を担いで防ぐググ。トリンダーデが潜りスイープ、蹴り上げを見せると、ここでブレイクを命じられた。両者とも大振りのパンチから組みにいく展開のなか、左右のフックをググが入れトリンダーデの動きが止る。
ボディから顔面へとの打ち分けを見せ、後方に倒れたトリンダーデにパウンドを集中させたググ。なぜか両者の間に分けて入ったレフェリーのサンドロ。ググはこのブレイクに応じ、スタンド戦で試合は再開となる。直後に初回が終了し、ググのラウンドとなった。2Rに入ると粗く激しい打撃戦となり、ググは組みついてテイクダウン。トリンダーデの蹴り上げを捌いて、左のパウンドから右につなげる。エプロンから場外に落ちそうになったトリンダーデを見て、サンドロがブレイクから試合をスタンドで再開させる。
足払いをすかされたトリンダーデは、そのまま頭からキャンバスに突っ込んで亀の態勢になる。パウンドを被弾しガードを取るトリンダーデ、ググがスタンドへ戻るとドクターチェックへ。2ヵ所カットしているトリンダーデだが、試合は再開となる。苦し紛れのギロチンから引き込んだトリンダーデにパウンドを集中させたググがTKO勝ちした。