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【UFC96】ベラ、本領発揮のローキックTKO勝ち

2009.03.08

05c60dcf■第2試合ライトヘビー級/5分3R
ブランドン・ベラ(米国)
Def.2R1分27秒/TKO
マイケル・パット(米国)

【写真】踏み込んで蹴りを放つブランドン・ベラ。パットの実力不足もあったが、潜在能力がしっかりと発揮された勝利となった (C) ZUFFA

いきなり右ボディから、右ローを見せたベラ。さらに左ストレートから、左ローを蹴り下ろすと、右ローから首相撲に移行しようとしたところでパットが距離を取ることに成功する。


左ハイを伸ばし、強烈な右ローでパットを攻め続けるベラは、左フックで追撃を掛けると、時折スイッチを織り交ぜ、フィニッシュに向かう。すると、ベラの右ローで前に出られなくなり、右から左ローでキャンバスに崩れ落ちたパットは、右ハイで反撃を狙ったが、左ボディでその勢いを消されてしまう。さらに、ローを続けるベラは、サウスポーの構えから左ハイ、左ストレートを打ち、右に構えると右ストレート&右ローでパットに何もさせないまま1Rを終えた。

2R、左ミドルでパットの体を二つに折ったベラ。そろそろフィニッシュが求められるタイミングになっても、じっくりとローを重ねて勝負を急がない。右ロー二発で、ついに動きが止まったパットに、ベラは思い切りローを蹴り込むと、ここでパットがダウン。それでも距離を詰めず、パットが立ち上がるのを待ったベラは、最後までローでの攻撃を続け、パットが二度目のダウンを喫したところで、レフェリーが試合をストップ。ベラがローキックでTKO勝利。上位陣相手に、これだけ落ち着いて攻撃を見せることができれば、ベラもすぐに群雄割拠=UFCライトヘビー級の最前線で頭角を表すことができるだろう。

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