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【WSOF25】マメドフがディープハーフで粘るマカコを下し、準決勝進出

<WSOFライト級T準々決勝>
イスラム・マメドフ(ロシア)
Def.3-0
ジョルジ・マカコ・パチーノ(ブラジル)

遠い距離からオーバーハンド、さらに左を伸ばすマカコ。身長&リーチに優るマメドフは左ミドルやヒザと足技を見せ、マカコの前進には距離を取る。近距離でもヒザを顔面に突き上げ、ケージにマカコを追い込んだマメドフはもう一度ヒザ蹴りを入れ、左ロングフックでダウンを奪う。パウンドを受けながら足を利かせていたマカコだが、徐々に体を丸め頭を覆うように。それでもレフェリーは試合を止めないでいると、マメドフはパスからクルスフィックスでパンチを落とす。

立ち上がってはヒール狙いのマカコにパンチを集中させ、マウントに入ったマメドフをディープハーフからスイープを仕掛けたマカコが、何と上を取ることに成功する。パスしたマカコはスクランブルからギロチンへ。右に回って頭を抜いたマメドフだが、またもディープハーフからの仕掛けで身動きが取れなくなり初回が終了した。

2R、ガードを固めるマカコにマメドフは左ミドル。組んでヒザ蹴りをボディに入れると、マカコが引き込む。足関節狙いから立ちがったマカコは左ジャブを伸ばし、右フックからパンチを連続で繰り出すも、体が流れている。それでもマカコは組んでカニばさみの機会を窺うような動きを見せ、バックを取られそうになっても立ち上がってショートの連打からダブルレッグを仕掛ける。ケージを背にして倒れなかったマメドフはここから距離を取るファイトに。しかし、見過ぎが過ぎたかマカコのフックを受けてケージに詰まると連打を顔面に被弾する。

目が覚めたようにヒザ蹴りを入れるマメドフは、最後にシングルレッグを仕掛けたところで試合終了となった。ラウンドマストではラウンドを取り合った可能性もあるが、勝者をマストで選ぶトーナメント独自の裁定方法により、マメドフが準決勝進出を決めた。

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