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【RFC12】大塚無念。アレ、レ、レ、レなキム・スーチョル欠場理由

Kim Soo-Chul

【写真】レアンドロ・イッサをTKOで下し、OFC世界王者となったキム・スーチョルと大塚隆史の対戦は小見川道大参戦とともに、日本のファンにとってもフックとなるカードだっただけに非常に残念だ (C)MMAPLANET

6月22日(土・現地時間)に韓国ウォンジュ市チアク体育館大会で開催され、日本人大挙出場することで注目を集めているRFC12。今週に入り、大塚隆史の対戦相手がOFC世界バンタム級王者キム・スーチョルでなくなったことが、自身のツイッター等で明らかになっていたが、この件に関して、RFC側より23日(木・同)に見解が発表された。

キム・スーチョル欠場の理由として、RFCサイドが挙げているのは肩の負傷からの回復が顕著で、これによってOFC世界バンタム級王座防衛戦を早々に行なうことができる見込みになったため――とされている。

本来、キム・スーチョルの復帰には、もっと時間を要するものと思われたためOFCでは5月31日のマニラ大会でビビアーノ・フェルナンデスと岡嵜康悦の間で暫定王座決定戦を行う運びとなった。他方、キム・スーチョルが手術を回避し、回復が予想以上に早かったためRFCでは、地元ウォンジュでのイベントということもあり、大塚戦をマッチアップした。OFC副代表のマット・ヒュームとの間には、キム・スーチョルと大塚隆史戦に関してGOサインが出たことで、正式発表に至っていたはずだが、その後もRFCのジョン・ムンホン代表とOFCのビクター・クイ代表の間で話し合いがもたれていたようだ。

結果、「クイ代表より、ジョン代表にOFC世界王者キム・スーチョルの価値を守るよう依頼があり、他のリーグを尊重するRFCではキム・スーチョルの大塚戦をキャンセルし、OFC世界王座防衛戦の準備に掛かることとした」という説明が今回の発表ではなされている。結局、大塚はジョン・チャンソンの愛弟子イ・ユンジュンと戦うことが決まったが、対戦カード発表後に、上記のような理由による変更は、大塚には全く迷惑な限りで、またネットワーク同士の協力を謳うOFCとRFCの間も、俄かに一枚岩でないことを周囲に印象づけるドタバタ劇であったことは間違いない。

■RFC12 対戦カード

<RFCバンタム級王座決定戦/5分3R>
イ・ギルウ(韓国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
ペ・ミョンホ(日本)
アンドリュース・ナカハラ(ブラジル)

<RFCフェザー級王座決定T1回戦/5分2R>
小見川道大(日本)
クォン・ベヨン(韓国)

<49キロ契約/5分3R>
吉田正子(日本)
セリーナ(ノルウェー)

<ミドル級/5分3R>
イ・ドルヒ(韓国)
川村亮(日本)

<ライトヘビー級/5分3R>
キム・ジフン(韓国)
野地竜太(日本)

■Young Guns08 対戦カード

<バンタム級/5分3R>
イ・ユンジュン(韓国)
大塚隆史(日本)

<RFCフェザー級王座決定T1回戦/5分2R>
梅田恒介(日本)
キム・チャンヒョン(韓国)

<RFCフェザー級王座決定T1回戦/5分2R>
キル・ヨンボック(韓国)
キム・ウォンギ(韓国)

<RFCフェザー級王座決定T1回戦/5分2R>
フバート・ジェヴァン(オランダ)
チェ・ムギョム(韓国)

<RFCフェザー級王座決定T補欠戦/5分2R>
ホ・ユン(韓国)
チョ・ビョンオク(韓国)

<バンタム級/5分2R>
キム・ソンジェ(韓国)
ハム・イムン(韓国)

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