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【VTJ in Okinawa】BJが新たなホーム=沖縄で復帰戦に臨む

BJ Kojima【写真】1年半振りの実戦、あの力強いファイトがホームとなった沖縄のケージに見られるか(C)ONE

3日(土)、那覇市の沖縄県立武道館でVTJ in OKINAWAが開催され、元プロ修斗世界バンタム級王者BJが現役復帰戦を行う。

2006年10月、今から9年前にマモルを破りプロ修斗バンタム級世界王者となったBJは、そのマモル&漆谷康宏と並び、日本MMA界フライ級パイオニアの1人として活躍してきた。同王座は漆谷とドロー、マモルをギロチンチョーク、正城ユウキをRNCで下し3度目の防衛に成功していたBJだが、ヒザの負傷で防衛期内に戦うことができず2010年に返上となった。

復帰後は現在のプロ修斗世界バンタム級(※56.7キロ)チャンピオンの菅原雅顕やパンクラス王者の清水清隆を倒すも、現Road FCフライ級王者のチョ・ナムジンに敗北、これを機に世界に広まったフライ級戦線にあって、BJの活躍の場を海外=ONEに求めることとなった。

ONEではフィリピンMMA界フライ級2強の一人レイ・ドーヨーゲン戦では打撃に苦しみながら、ギロチンで逆転勝利を挙げ漆谷との王座決定戦を戦うという話が浮上したものの、その後なぜか立ち消えに。この話が流れる頃からBJは仕事&家庭の事情で練習に専念できなくなり、昨年3月に体重超過のアンドリュ・レオーネ戦に敗れ現役を退くことを一旦は決める。

この間、Grandslamも離れ──趣味程度に格闘技と関わってきたBJだが、沖縄でTENKAICHI Fightを主催する都丸志功氏の「沖縄のMMA技術を進歩させ、強い選手を輩出する」という姿勢に共鳴し、ワイルドシーサー沖縄のジムに就任した。と同時の現役復帰、今大会前には盟友・水垣偉弥のUFC日本大会でセコンドを務めるために上京し、首都圏下のジムで最終調整を行ってきた。

そんなBJの対戦相手は、同じく沖縄で闘心を率いて戦ってきた曹竜也だ。PancraseやTenkaichiで現在5連敗中の曹だけに、地元で『新参者』には負けられない。ヒザの負傷以来、持ち味の爆発力を抑え、あらゆる局面の融合化を図る3Dファイトを心掛けるようになったBJ、まずはそのコンディションが試合の行方を左右することは間違いない。

■ VTJ in OKINAWA対戦カード

<バンタム級/5分3R>
松根良太(日本)
ショーン・サンテラ(米国)

<95キロ契約/5分3R>
ミノワマン(日本)
ザットガイ(米国)

<フライ級/5分3R>
BJ(日本)
曹竜也(日本)

<フライ級/5分3R>
飛鳥拳(日本)
安谷屋智弘(日本)

<バンタム級/5分3R>
祖根寿麻(日本)
伊禮真也(日本)

<フェザー級/5分2R>
美木航(日本)
Kイチロー(日本)

<ライト級/5分2R>
武田飛翔(日本)
イケ・クリス(米国)

<フェザー級/5分2R>
BAGGIO(日本)
鷹亜希(日本)

<128ポンド契約/5分2R>
宮城友一(日本)
ぐっさん(日本)

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