【RFC11】やや地元判定もチャ・ジョンファン殊勲のドロー
【写真】3Rにルイス・ラモスからマウントを奪い、腕十字を仕掛けるなど互角の展開に持ち込んだチャ・ジョンファン。序盤の2Rは失ったようにも見えた試合だったが、ドローに(C)MMAPLANET
<ウェルター級/5分3R>
ルイス・ラモス(ブラジル)
Draw
チャ・ジョンファン(韓国)
イーゴー・グレイシーを倒しているチャ・ジョンファンが、元UFCファイターのルイス・ラモスと対戦。ラモスは右ロー、チャ・ジョンファンの右に合わせて組みついてケージに押し込むと、投げからバックへ。自ら後方に倒れ込みハーフバックの状態でRNCを狙う。チャ・ジョンファンが胸を合せてくると、同体で立ち上がった両者。チャ・ジョンファンはフィジカルで負けていない。
左ジャブから右を振るうチャ・ジョンファンに、右を合せたラモスが左フックでダウンを奪う。懸命にガードを取るチャ・ジョンファンは、マウントを奪われるとマウント返し、トップを取り返す。ラモスもスイープを返しサイドからヒザを打ち込む。チャ・ジョンファンがハーフに戻し、アームロックを防ぐが再びマウントを許してしまう。残り40秒、左のパウンドを落すラモスはマウントのまま初回終了を迎えた。
2R、サウスポーに構えを変えたチャ・ジョンファンが組みついてバックへ。無理にテイクダウンへいかず距離を取りなおす。ラモスのパンチに組みついたチャ・ジョンファンがケージに押し込むも、大内刈りでテイクダウン許す。クローズドガードのチャ・ジョンファンはケージ際に移行するが、ここで足を一本抜かれる。フルガードに戻しシッティングからチャ・ジョンファンは立ち上がり、体を入れ替えて離れる。
オーソからスーパーマンパンチを出したチャ・ジョンファンだったが、接近戦の打ち合いからシングルレッグでテイクダウンを再び奪われる。ここはレフェリーがやや早めのブレイクで試合をスタンドへ戻すと、チャ・ジョンファンは左ストレートをヒットさせて組みつき、2Rが終了した。
最終回、蹴り足を掴んでテイクダウンを狙ったラモスに対し、チャ・ジョンファンが立ち上がって離れる。左から右を伸ばすラモス、チャ・ジョンファンはバックステップで距離を取り、前に出る。ラモスのテイクダウン狙いを押し返し、距離を取ったチャ・ジョンファンの右がヒット。勢いのなくなったラモスのテイクダウン狙いを潰してバックに回るチャ・ジョンファン。正面を向き直しヒザ蹴りから距離を取り、両者が至近距離フックを振り合う。距離を取りなおしたラモスに右を入れ、左ワキを差してテイクダウンを奪取したチャ・ジョンファンが、クロスフィック・ポジションからパンチを連打する。
ブリッジを繰り返すが、ポジションを返せないラモス。残り30秒となりチャ・ジョンファンが腕十字を狙うも、起き上がったラモスが腕を引抜いてトップからバックへ。チャ・ジョンファンが立ち上がったところでタイムアップに。1R&2Rはラモス、最終回はチャ・ジョンファンが攻勢だった試合はドローという裁定に。韓国語のみのコールなのでポイントが分からないが、これはホーム作用と取られてもしょうがない判定結果だ。