【RFC11】ソン・ヘソクに足関凌がれ、打撃でミノワマン惨敗
【写真】ミノワマンはMMAを続行するなら、戦うステージを明確にしていく必要がある。もう、何度も指摘されてきたことだが、ファイトスタイルの見直しは、現役続行なら必須事項だ(C)MMAPLANET
<ミドル級/5分3R>
ソン・ヘソク(韓国)
Def.3R0分54秒by TKO
ミノワマン(日本)
左ローから前に出てワンツーを振るうソン・ヘソク。ミノワマンはダブルレッグで組みついてケージに押し込むとシングルに移行。再びダブルの態勢から後方回転し、足を持ち直して尻餅をつかせるとアキレス腱固めへ。すぐに足を引抜いたソン・ヘソクが立ち上がると、ミノワマンは左ワキを差して押し込み。右はオーバーフックのまま左のフックを2発顔面に打ち込んだソン・ヘソク、動きが止まるとレフェリーがブレイクを命じる。
ミノワマンは右に回りながら、ソン・ヘソクの前進を待つ。待ちきれなくなったミノワマンが右を振るいながら前に出ると、ソン・ヘソクはカウンターを狙う。スッと距離を取るミノワマンがケージを背にするように。ソン・ヘソクは左ローからじっくりと距離を詰めると、次のローをミノワマンがキャッチしケージに押し込んでいく。頭を押してパンチを入れるソン・ヘソク、足を外したミノワマンの頭をケージに押し込みヒザを2発顔面へ。
立ち上がったミノワマンは右を放ち、再び距離を取るとケージ際の右へ回りながら初回終了のフォーンを聞いた。初回はパンチやヒザを入れたソン・ヘソクのラウンドとなった。2R、左右に体を振りながらワンツーを放つソン・ヘソク、ミノワマンは組みついて後方回転から足関節へ。そのままバックを取ろうとしたミノワマンは鉄槌を顔面に受け、足のロックを外して立ち上がる。
明らかに疲れたミノワマン、続くシングルレッグからダブルで押し込んで行っても頭が下がり姿勢が悪い。引きこんで足関節を狙ったところで顔面にパウンドを連打で受けたミノワマン、それでもアンクルロックを取りに行く。ソン・ヘソクが体を起こし、バックを取ってミノワマンの側頭部にパンチを連打する。さらにバックに飛び乗ってRNCを狙うも、前方に振り落される。ここでミノワマンは全力でアンクルロックを仕掛ける。一度悲鳴を上げたソン・ヘソクだが、タップはしない。
残り1分、スタンドに戻ったソン・ヘソクが連打でミノワマンを圧倒する。ノーガードでパンチを受けるミノワマン、思い切り左を受けてケージに持たれ掛かる。ソン・ヘソクは深追いはしないが、いつ試合を止められてもおかしくないミノワマンの動きの無さだった。
最終回、ジリジリと距離を詰めたソン・ヘソクが左ジャブから右ストレート。頭を下げたミノワマンに連打を打ち込む。ついにヒザからマットに崩れたミノワマンを見て、レフェリーが試合をストップした。体つき、テイクダウンの姿勢、そして足関節に頼らざるを得ないファイトスタイル――、ミノワマンにとって現役生活継続を真剣に考える必要のある敗北となった。