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【OFC09】5月31日のマニラ大会、ビビアーノも暫定世界戦に出場

Bibiano

【写真】昨年8月以来となるビビアーノ・フェルナンデスの出場は嬉しいが、何やらアジアMMAマーケットも政治的に創世記から次の段階に入って来たか (C)MMAPLANET

10日(水・現地時間)、マニラより5日にシンガポール大会を終えたばかりのONE FCが、当地のURCCとの協力を受けて5月31日(金・同)にSMモール・オブ・エイジア・アリーナで次回大会を開催し、二つの世界戦に日本人ファイターが出場することが発表された。

2月にマレーシアでOFC世界フェザー級王座に就いた同国のホノリオ・バナリオが、日本の大石幸史の挑戦を受け初防衛戦に臨む。また、正規王者キム・スーチョルの肩の負傷によりバンタム級で暫定王座が設けられることとなり、ビビアーノ・フェルナンデスにこれも日本から岡嵜康悦と対戦することとなった。

大石は3月にKOPフェザー級王者タクミに挑戦しドロー(王者側が提訴中)、岡嵜は昨年5月に修斗世界フェザー級王座を失って以来の実戦復帰が暫定世界戦となった。「OFCがアジアのファイト・キャピタルに戻る。フィリピンのファンのアドレナリンが沸騰するカードを揃える。大会はアジア最大級のモノとなり、将来のトップファイターたちも揃って出場する。2万人収容のSMモール・オブ・エイジア・アリーナで、世界で最も偉大でスペクタルなスポーツの目撃者になってほしい」とOFCのビクター・クイ代表は同大会について語る。

現在OFCではバンタム級GPが開催されており、残すは決勝のみとなっているが、上田将勝とケビン・ベリンゴンの間で争われるファイナルが暫定王座決定戦にならないところに、アジア最大のMMAイベントを自負するOFCの事情が隠されているようだ。正規王者スーチョルはOFCを凌ぐようなカードを今週末に用意してきたRFCのジョム・ムンヒョン代表が指導するチーム・フォース所属のファイター。5日のシンガポール大会には韓国RFCのファイターは出場していなかった。

また、同大会の2週間前には同じマニラのヤンカー・スタジアムでPXCもイベントを開き、矢地祐介×マイク・ストリーグルがPXCフェザー級王座決定トーナメント準決勝で対戦、また田中路教がPXCバンタム級王者クリサントス・ピットピットンゲに挑戦するという話も伝わってくる。

OFCフィリピン大会では現在、米国のレインMMAとロバート・ドライスデールの下で修行中のエドゥアルド・フォラヤンも参戦し、カメル・シャロウスと対戦する模様だが、OFC、PXC、RFCとマニラの地の舞台裏で仁義なき戦いが始まりそうなアジアンMMAマーケットだ。

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