【UFN74】レターノーが美貌のモロズに初黒星をつける
<女子ストロー級/5分3R>
ヴァラリー・レターノー(カナダ)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
マリナ・モロズ(ウクライナ/8位)
美貌の女子ファイター、モロズは敵地カナダでも大きな歓声を受ける。レターノーの左ミドルに左ストレートを合わせるモロズ。このまま試合は打撃戦に移り、左フックをヒットさせる。レターノーが右をヒットすると、モロズもすかさず右を入れる。モロズは左ハイから左ジャブを伸ばす。レターノーが右アッパー、続いて左ミドルを受けて前に出るところで右を受けたモロズは後方に倒れる。寝技に移行しサイドを取ったレターノーが左のパウンドを連続で落とす。レターノーがクルスフィックに入るが、下から足を伸ばしたモロズが強引な三角クラッチで頭を挟んで流れを止めることに成功する。ヒザを押入れ体を伸ばしにかかるレターノーだが、クラッチが頑強で頭を抜くことができない。このまま初回が終わり、モロズがピンチをしのいだ。
2R、モロズが左ミドルを蹴りこむ。パンチの回転は速いが、頭を動かさないため自らのパンチの距離に入ると、相手の攻撃を受けるモロズは左ミドル。そこに右を合わせるレターノー。左ジャブから右ストレートを見せるモロズが、蹴りにつなげるがレターノーも右から左ミドル、さらに左のカウンターをヒットさせる。接近戦で縦ヒジ、左のカウンターを入れたモロズ、直後に右を被弾する。
モロズは左ボディから左前蹴り、レターノーが右ストレート&左ミドルを返す。蹴り足を取られながらパンチを連打、さらに飛びつきで十字を狙うなどアグレッシブなモロズに対し、レターノーも右のショートを連続で放つ。激しくパンチが交錯するなか、レターノーの右、そして左がヒットし2Rが終わった。
最終回、左ミドルを入れ右ストレートを打ち込んだレターノー。モロズは引き込むようにガードを取るが、レターノーがしっかりとワキを締めヒジを引き寄せており、簡単に仕掛けることができない。懸命にキムラの態勢に入ったモロズはこれを諦めるとハイガードの機会を窺う。ややヒジを置く位置が開き気味のレターノーは巧妙に三角と腕十字を潰して戦う。ガードからヒジを入れるモロズにレターノーはコツコツとパンチを落とし続けると、足を一本抜いてハーフに。クローズドに戻したモロズが三角絞めへ。上体を起こしてエスケープしたレターノーがスタンドへ戻る。左ハイからワンツーを放つモロズだが、レターノーも右を返す。モロズは左ミドルを入れるも、パンチのクリーンヒットがない。左へ回るモロズは距離を詰めることでないままタイムアップを迎え、レターノーに判定負け。キャリア7戦目にして、初黒星を喫した。