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【Bellator140】アンドレイ・コレシュコフが新ウェルター級チャンピオンに!!

<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
アンドレイ・コレシュコフ(ロシア)
Def. 3-0:50-45,50-45.48-47
ドゥグラス・リマ(ブラジル)

まずはジャブで牽制するコレシュコフ、直後にスピニングバックキックを見せたがリマはバックステップでかわす。続いて2度目の後ろ回し蹴りでリマの上体を反らせて、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。ケージを背に立ち上がったリマだが、コレシュコフがフックを見せてからのダブルレッグでもう一度、マットに背中をつけさせる。

リマが立ち上がって距離を取り直すと、互いにロングアッパーを見せる。続くコレシュコフのテイクダウン狙いに蹴りを合わせようとしたリマは右ローから左ボディストレートを繰り出す。さらにコレシュコフの後ろ回し蹴り後にワンツーを見せたが、これは届かない。コレシュコフはリマの左ジャブにシングルレッグ、3度目のテイクダウンを奪い初回をモノにした。

2R、まずは初回を取った挑戦者の打撃のスピードが上がる。リマもカウンターで右を伸ばすが、左フックは空振りに。コレシュコフの右ストレートをヘッドスリップでかわしたチャンピオン、続くワンツーは挑戦者がバックステップで防ぐ。コレシュコフはダブルレッグに出るも、ボディロックからリマが逆にテイクダウン。マウント狙いをハーフで留まったコレシュコフのヒール狙いから、試合はスタンドへ戻る。

互いにジャブをかわすことから試合を組み立てていたが、コレシュコフが中間距離でフックを見せるように。ここからスピニングバックキック&ダブルレッグ、ケージに詰めてシングルにスイッチしてからテイクダウンに成功する。リマはハイガードからクローズドに戻し、背中をつけたままこの5分間も戦い終えることとなった。

3R、距離を詰めるチャレンジャーは右ストレートからダブルレッグで、またもリマに尻餅をつかせる。ハーフから細かいパウンドを落とすコレシュコフをリマはスイープでひっくり返す。そのまま起き上がったコレシュコフはハイクロッチ、リマが差しかえしブレイクが掛かる。コレシュコフは右ストレートから右ハイ、続いてハイクロッチでテイクダウン。リマはまたも同じパターンでラウンドを失った。

4R、リマの右ローにコレシュコフの左ジャブが当たる。続いて右ストレートを伸ばしたコレシュコフ、テイクダウンを警戒してか、削られたからかリマの打撃にキレがない。コレシュコフは左ハイから左ジャブ、さらに右ミドルを入れる。下がりながら左フックも、直後にシングルでテイクダウンを奪われたリマ、気持ちも折れ気味か。それでもスイープを一度は決めたが、ホールドできずガードを強いられてしまう。リマは再びリバーサルを決めるも、抑えることができずシングルで抱えあげられスラム気味に倒される。残り15秒でブレイクが掛かったが、8秒で有効な攻めは臨むべくもなかった。

最終回、素早いパンチからシングルのフェイント、続くスピニングバックフィストは空振りになったもののコレシュコフの動きが良い。対して前蹴り、そして右ローを2発受けた王者は前に出ることができない。リマは右を伸ばすが、逆に右を受けケージに下がる。対してコレシュコフは左フックで距離を詰め、首相撲を取ろうとしたリマをケージに押し込んでいく。離れたコレシュコフは後ろ回し蹴り、リマは右ストレートを返すが届かない。

フックの応酬も下がるのはチャンピオン、リマはケージ際で右フックを入れ四つ組みで時間を稼ぐ。体を入れ替えたリマだが、すぐにケージに押し込まれる。残り1分を切り離れた両者、コレシュコフが左ジャブから左ハイ、リマの左ストレートにテイクダウンを狙う。ここは踏ん張ったリマだが、離れ際にフックを2発ほど被弾する。最後にパンチを振り回したチャンピオン、顔面を打たれたコレシュコフがテイクダウンを狙う。切ったリマがパウンドを見せるも、試合はここでタイムアップに。

テイクダウンを織り交ぜ、リマを削ったコレシュコフは勝利を確信したようにコーナーと笑顔を浮かべた。裁定は当然のように3-0でコレシュコフに。新ウェルター級世界王者は「これは僕のベルトじゃない。僕らのチームのベルトだ」と語った。

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