【RFC11】全カード決定、最後のピースは未知のトルコ人ハズガン
4月13日(土・現地時間)にソウルのオリンピック・ホールで開催されるRFC11の対戦カードが決定した。追加カードはメインカードのオープニングバウトで組まれたライト級戦、ムラット・ハズガン×イ・ヒョンソク戦だ。
昨年3月に久米鷹介と対戦している(結果は2Rに腕十字で一本負け)イ・ヒョンソクの相手はトルコのムラット・ハズガン。ヨアキム・ハンセン、ソクジュ、ルイス・ラモスという名前が並んだ今大会で意外な最後のピースとなった。ハズガンはMMAキャリア1戦1勝、それも一昨年11月に欧州キックプロモーション=ファイトコードのトルコ大会のなかで無名のメイウマン・アガキシエフを肩固めで落しているのみ。
その試合ではスラムからマウントを奪取し、肩固めを仕掛けると対戦相手が何度もタップしてもレフェリーが試合を止めないで失神。ハズガンが自ら技を解いており、トルコにおけるMMAの普及のほどが伺える試合内容となっている。ベースはレスリングという声に加え、キックという情報もあるが、試合内容からみるとレスリングの方が主体となっているか。ウクライナで行われたADCCの大会にも出場しており、レスリング+グラップリングを融合させたスタイルで戦うものと思われる。
MMA不毛の地トルコにあって、オピニオンリーダー的な存在のハズガンは自らのMMAジムを持ち、国内ではTV出演やアディダスの広告に登用されるなど、かなりの知名度を誇っている様子だ。RFC出場は昨年12月22日にカザフスタンの首都アルマタイで行われたALASH PRIDEというイベントにRFCジョン・ムンホン代表が3選手を送り込み、現地視察を行った際、関係者を通じて紹介を受けたことがきっかけだったという。
これまでタイやシンガポールでシリル・ディアバテやロジャー・フエルタらとキャンプを張るなど、インターネット上では名前を見ることができたハズガン。果たして急速に力を付けている韓国MMA界のファイターにどのような戦いを見せることができるか。ジョン代表のフットワークの軽さにより、韓国がアジアンMMAの窓口になるやもしれず、未知のトルコ人ファイターのパフォーマンスが少し気になるところだ。
■RFC11対戦カード
<RFCライト級T決勝/5分3R>
ナム・ウィチョル(韓国)
久米鷹介(日本)
<フェザー級/5分3R>
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー)
ソ・ドゥウォン(韓国)
<ライトヘビー級/5分3R>
ティエリー・ソクジュ(カメルーン)
ウィ・スンベ(韓国)
<ミドル級/5分3R>
ミノワマン(日本)
ソン・ヘソク(韓国)
<ウェルター級/5分3R>
ルイス・ラモス(ブラジル)
チャ・ジョンファン(韓国)
<ライト級/5分3R>
ムラット・ハズガン(トルコ)
イ・ヒョンソク(韓国)
■Young Guns07対戦カード
<RFCバンタム級T準決勝/5分2R>
第5試合の勝者
第4試合の勝者
<RFCバンタム級T準決勝/5分2R>
第3試合の勝者
第2試合の勝者
<RFCバンタム級T準々決勝/5分2R>
イ・ユンジュン(韓国)
キム・ホジュン(韓国)
<RFCバンタム級T準々決勝/5分2R>
アラン・ヨシヒロ(日本)
ソン・ミンジョン(韓国)
<RFCバンタム級T準々決勝/5分2R>
クァク・ミョンシク(韓国)
ホン・ジュンギ(韓国)
<RFCバンタム級T準々決勝/5分2R>
佐藤将光(日本)
ムン・ジェフン(韓国)
<RFCバンタム級T補欠戦/5分2R>
イ・ギルウ(韓国)
キム・ソンジェ(韓国)