【UFC189】右ヒザで激戦にケリ。スティーブンスの勝利もやはり体重オーバーが気になる……
<149.5ポンド契約/5分3R>
ジェレミー・スティーブンス(米国/11位)
Def.3R0分32秒by TKO
デニス・ベルムデス(米国/8位)
体重オーバーのスティーブンスに対し、ベルムデスは左ジャブを伸ばし即組みついていく。ベルムデスの右フックの直後にスティーンブスの右フックが当たり、前方に崩れるようにテイクダウンへ。これを切ったスティーブンスだが右目尻をカットしている。ケージに押し込まれながらヒザ蹴りを突き上げたスティーブンスにベルムデスは尻餅をつかせる。バックから左のパンチを入れ、ケージと背中の間に体を滑りいれようとする。
そのままバックを取ったベルムデスを前方に落としたスティーブンスがスタンドへ戻る。顔面を真っ赤に染めて思い切りフックを振るうスティーブンスをベルムデスがケージに押し込んでいく。スティーブンスのスピニングバックフィストは空振りとなった。
2R、スティーブンスの右ローでつんのめりそうになったベルムデスは、右ストレートを2発入れるが、直後に右を受けてダウン。ベルムデスはヒザを被弾しながら立ち上がり、右を振るいながら組みつくことで一旦、勝負を落ち着かせる。強烈なローを続けるスティーブンスが右アッパー、前蹴りで倒し合うなどノンストップアクションが続く。首相撲からヒザ蹴りを入れて離れたスティーブンスに、ベルムデスは右オーバーハンドで後方にバランスを崩させる。
ワンツーから左ミドルを入れたベルムデスが、組みついてスティーブンスをケージに押し込む。飛び込んでスーパーマンパンチを見せたベルムデス。スティーブンスはテイクダウン狙いで尻餅をつかせるも、すぐに試合はスタンドに。思い切りパンチを振るう両者にタイムアップ後、大きな歓声が沸き起こった。
3R、ベルムデスの左ジャブにスティーブンスが右の飛びヒザを合わせる。後方に倒れたベルムデスにパウンドを落としたスティーブンスがTKO勝ちを決めた。素晴らしい激闘、言葉にできないようなインパクトの強いフィニッシュ。しかし、体重オーバーの選手が勝利したケースはどこかスッキリしないものだ。