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【Pancrase268】リルデシ、強し。獅庵を打撃で圧倒、最後はRNCで一本勝ち

Diaz【写真】打撃、寝技ともブラジル人らしい動き、強さを見せたリルデジ。掘り出し物だ(C)MMAPLANET

<スーパーフライ級/5分3R>
リルデシ・リマ・ディアス(ブラジル)
Def.3R2分43秒by RNC
獅庵(日本)

長身、長いリーチ&コンパスを誇るリルデシが獅庵に後ろ回し蹴り、右ハイ、ロングの右ストレートとプレッシャーを与える。踏み込めず振りが大きくなる獅庵に対し、ジンガのリズムのように左右に体を振りながら前に出る素振りをリルデシが見せる。左フックを入れるシーンもあった獅庵だが、終盤もロー、メイアルーアなどを蹴りこまれ初回を失った。

2R、ショートの連打で距離をつめ、下がるリルデシにダブルレッグを獅庵が決める。クローズドガードからラバー狙い、クローズドに戻してエルボーを入れるリルデシ。このままでは上を取っていてもポイントを失うことになる獅庵は、カットしかなりの出血が見られる。パウンドを連続落とした獅庵だったが、あとが続かない。

ゴツゴツという音がするエルボー、そして鉄槌を入れるリルデジは立ち上がった獅庵に蹴り上げを見せ、そのまま立ち上がるとハイキックやヒザ蹴り、パンチとラッシュを掛ける。ダブルレッグにギロチンを合わされそうになった獅庵は、噛みつきを見せ口頭注意を受け、2Rも失った。

最終回、打撃で圧されローで体がよれる獅庵が、懸命にダブルレッグでテイクダウンを奪う。ここからパスのプレシャーを掛けるも、リルデジの長い足がクローズドに捉える。足を開き、起き上がった獅庵が右フックを入れ、荒いパンチながら反撃へ。しかし、スタミナが切れたか自ら打撃戦でなくテイクダウンを狙う。これを潰されバックを取られた獅庵はリルデジのRNCにタップを強いられた。

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