【WSOF21】ヒョードルを破った男=ブラゴイ・イワノフが新世界ヘビー級王者に
<WSOF世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)
Def.3R1分17秒by ギロチンチョーク
スメリーニョ・ラマ(カナダ)
2008年コンバットサンボ世界大会でエメリヤーエンコ・ヒョードルを下し注目を浴びるようになったイワノフが、Bellatorを経てWSOFで世界ヘビー級王座に挑戦となった。距離を取り左に回るイワノフに対し、ラマが右前蹴りを見せる。サウスポー同士、イワノフが右フックを伸ばすとラマが左ミドル。と、ラマの左ミドルをキャッチしたイワノフが、右足を払ってテイクダウンに成功する。オモプラッタを防いで立ち上がったイワノフが、続いて起き上がったラマをギロチンに捉える。ここはラマが頭を引き抜きエスケープし、右ジャブ2つから左ストレートを放つ。イワノフも右フックを狙う。
緊迫感のある中距離戦から、一旦距離を取った両者。ラマがローから、組んできたイワノフのボディにヒザを入れる。右ストレート&左ストレートを放ったラマ、ここでもイワノフは右フックを返す。ジャブが伸びるラマは、ワンツーを顔面に打ち込む。イワノフの荒いフック系のパンチを見切ったようにパンチに出たラマが初回を取った。
2R、ストレート系のパンチを放つラマ、イワノフは踏み込んで右フックを当てる。ラマは下がらず、左フックを返すと右ボディ、続くワンツーのフックは空振りに。イワノフも思い切り右を振り、圧を与える。左ローに左ローを返したイワノフ、ラマが尻餅をつく。すぐに立ち上がったラマの右フックでイワノフが後退。右ジャブ&左ストレートと攻勢のチャンピンだったが、イワノフも右フックをヒットさせる。残り1分、イワノフの右フックでラマが左目の下が腫れ上がる。ここで飛び込んだイワノフの左右のフックがラマの顔面を捉え、王者が組みにいく。パンチを放ちながら離れたイワノフ、ここでラウンド終了に。
3R、イワノフの左ストレートから左アッパーを受けたラマがケージ際に下がる。イワノフは追撃の右フック、さらに左フックを入れるとラマが組みながら崩れる。ダブルレッグを仕掛けたラマに対し、イワノフはがぶって、腹の前で頭を固定しギロチンへ。ネックロックのような形になり腰が浮いて、つま先立ちになったラマがタップ。イワノフが新WSOF世界ヘビー級チャンピオンに輝いた。