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【RFC24】キタァァァァ!! キム・スーチョルの出場決定。ミノワマン&佐藤将光は新鋭迎え撃つ

Kim Soo-chul【写真】キム・スーチョルの出場が発表された。通なファンにとって気になる選手がようやく登場となる (C)MMAPLANET

22日(土)、7月25日(土)のROAD FC24=有明コロシアム大会に向けて、同プロモーションが新たな出場選手と対戦カードを発表した。

今回、明らかとなったのはミノワマンとキム・スーチョルの参戦。ミノワマンの説明は今更必要ないだろうが、RFC参戦は昨年5月以来1年2カ月振り。2012年9月に初めてRFCのケージに足を踏み入れ、日本と同じパフォーマンスで高い人気を誇り、2013年10月にはキム・フン戦でキャリア100戦記念試合で祝ってもらっている。

【写真】韓国でも独特な世界観が受けていたミノワマン(C)MMAPLANET

【写真】韓国でも独特な世界観が受けていたミノワマン(C)MMAPLANET

そんなミノワマンも韓国勢の成長に直面し、ROAD FCでの通算成績は2勝2敗となっている。巌流島の敗北はともかくとして、RFCからIGFでのヘビー級戦とMMA 3連敗中のミノワマン、対戦相手の発表は今回はなかった。

ミノワマン同様に出場のみのアナウンスとなったのが、キム・スーチョルだ。コアファン待望のついに旬、成長一途の韓国MMAファイターを象徴するファイターの出場が決まった。日本のRising Onでプロ初試合を行い、いきなりのタイトル奪取を果たしたキム・スーチョルは所属するチームフォースの師匠であるジョン・ムンホン氏が興したROAD FCでキャリア3連勝と順調なキャリアの滑り出しを見せた。しかし、ここからONEなどアジアに活躍の場を移し、レアンドロ・イッサやグスタヴォ・ファルシローリ戦でブラジル人の強豪に連敗、国内でも初代RFCバンタム級王座決定トーナメントでキム・ジェフンに敗れるなど、4勝4敗の五分になるまで星を落としてしまった。

ただし、2012年のRFC7における佐藤将光戦から、ONEでもケビン・ベリンゴン戦イッサとの再戦を制しONE世界バンタム級王者に輝き、そのポテンシャルの高さを再び示す。2013年10月にビビアーノ・フェルナンデスとの対戦に敗れ同王座を失ったが、その後は手塚基伸戦田村一聖戦というUFC帰りの日本人との対戦を含め、全て1Rで試合を終えている。

ONEでの戦いでテイクダウンディフェンスを磨き、さらに以前からの持ち味だった打撃でもスピード&パワーがアップ、ダメージを与えた相手に対しパウンド、あるいはポジションゲットからサブミッションと攻撃のバリエーションも増えている。

現ROAD FCバンタム級王者イ・ユンジュンも「国内でもキム・スーチョルという僕より強い選手がいる」と明言するなど、そのイ・ユンジュンを含めUFCに参戦も兵役についたカン・ギョンホと同列に並ぶ、韓国MMA界バンタム級最強と呼べる存在になっている。そんなキム・スーチョルの対戦相手も、未発表だが日本のプロモーションのチャンピオン・クラスをぜひ当ててほしい。

【写真】良さがMMAで生きてきた佐藤。国内大会ながら凱旋的なROAD再登場だ(C)MMAPLANET

【写真】良さがMMAで生きてきた佐藤。国内大会ながら凱旋的なROAD再登場だ(C)MMAPLANET

最後に今回の発表で対戦カードとして明らかとなったのが佐藤将光×キム・ミンウのバンタム級だ。RFCで1勝3敗ながら、そのアグレッシブなファイトスタイルで評価が高い佐藤は、2013年4月のムン・ジェフン戦以来のROAD FC参戦となる。

国内ではパンクラス・VJT・修斗で5連勝中と、持ち味の打撃の強さがMMAとしてトータルパッケージのなかに収まり、より効果的になった。そんなタイムリーな佐藤の出場、対戦相手のキム・ミンウは緑色の髪の新鋭だ。

【写真】ごく一部の日本の記者に“うぐいす餅”と呼ばれている韓国の新鋭(C)MMAPLANET

【写真】ごく一部の日本の記者に“うぐいす餅”と呼ばれている韓国の新鋭(C)MMAPLANET

キム・ミンウはキャリア5勝1敗で迎えた、キム・ジェフン戦で激闘の末0-2で敗れ王座挑戦権を手にできていなかったが、ほぼ差はない内容で彼も韓国バンタム級戦線で第2グループのトップに位置する面白い存在。

戦績的には佐藤は今回の試合で実に40戦目となり、キム・ミンウの8戦目とは大きな開きがあるが、だからこそ追われる立場の日本と、追い上げ激しい韓国、両国揃って最も層の厚い、バンタム級という階級の実力比較ができる非常に興味深いマッチアップとなる。

■ROAD FC24対戦決定カード

<RFCミドル級王座決定戦/5分3R+Ex>
福田力(日本)
ジョン・オジン(韓国)

<88キロ級契約/5分3R>
ユン・ドンシク(韓国)
高瀬大樹(日本)

<ヘビー級/5分3R>
チェ・ムベ(韓国)
川口雄介(日本)

<バンタム級>
佐藤将光(日本)
キム・ミンウ(韓国)

出場決定選手
チェ・ホンマン
ミノワマン
キム・スーチョル

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