【Metamoris06】ノーポイント、ノーサブミッション!? ソネン×ババルはドロー
<ノーギ/20分1R>
チェール・ソネン(米国)
Draw.
ヘナート・ババル(ブラジル)
スタンドで首を取りあう両者、いなされそうになったババルがガードを取る。ハーフから抑えるソネンに対し、ババルがクローズドガードに戻す。ババルがオープンになってもパスを狙わないソネンに対し、ババルはリバースアームロックへ。既に汗が光るソネンには極まらない。足を一本抜いたソネン、ババルはディープハーフの態勢に入るも、すぐにクローズドへ。ソネンはトップからボディコントロール中心で、ワキを差しに行くという展開には持ち込まない。
予想されたように非常に動きの少ない試合は、ババルがソネンの右のワキに左足を入れ、右手でロックするショーン・ウィリアムス・ガードの形になるも、足を戻しフルガードに。ババルはここからバタフライガードとアグレッシブに動き始める。10分を経過すると、ディフェンシブなソネンに対し、ババルがキムラを狙う。ソネンは腕を引き抜くが、サブミッション・オンリーの試合には不釣り合いとしか言いようのない試合を続ける。
ババルは引き続き、隙あらばとリバースアームロックを仕掛けるが、ソネンの汗はさらに増えている。ハーフなってもフルガードにすぐに戻されるソネンは再びキムラの態勢に入られそうになる。ババルの太腿の下に手を伸ばして耐えるソネン。ババルもキムラかコムロックしか攻撃手段なく、しかも右腕しか狙うことができない。
残り2分30秒、ソネンがパスを狙って動くと、一瞬背中が伸びたババルだがヒップエスケープからガードに戻す。ついに実況陣が「女子マッチも見たい。ガビ・ガルシアが良い」などと試合以外を話題にするようになり20分が経過。「俺たちはヘビー級コンテンダーが必要だと言われて試合をした」とソネン。MMA界のビッグネームも極めのないレスラーの適用がイベントにポジティブな効果をもたらすのか、疑問が残る試合となった。