【RFA06】コクラン、懐かしのアミールからエルボーでTKO勝ち
<ライト級/5分3R>
ダコタ・コクラン(米国)
Def.3R4分32秒by TKO
デイビゾン・ヒベイロ(ブラジル)
左ローから左ストレートを伸ばすコクラン、前に出て左ミドルを打ち込む。大きな左フックを空振りしたヒベイロだが、距離を取りなおすと、続く左フックがヒットする。バランスを崩しかけたコクラン、ヒベイロは引き続きフックを振り回すが、コクランの蹴りが急所にあたり試合は一時中断へ。
再開後、すぐに今度は前蹴りが急所に当たったとヒベイロはしゃがみこんで不満げな表情を浮かべる。やや長いインターバルを置いて、試合が再開するとコクランのローをキャッチしたヒベイロがワンツーを見せる。右ハイ、左ローとブロックされたヒベイロ、続くコクランのダブルレッグダイブでテイクダウンを奪われる。
足を抜くところでリバーサルを仕掛けたヒベイロ、バックに回りこもうとしたコクランだが、ここは両者スタンドへ。コクランはすかさずシングルレッグを仕掛けるも、スプロールしたヒベイロがパンチを落し、腰をコントロールしながらトップを奪う。頭から突っ込むコクランからヒベイロはバックを奪うと、そのままバックマウントへ。背中を伸ばし、リアネイキドチョークをヒベイロが仕掛けると、パンチを受け流血したコクランは両ヒザをつきなおして耐える。
コクランがヒベイロを前方に振り落し、トップを取り返したところで初回が終了した。2R、右フックを見せると、スッと距離を取るコクラン。距離を詰めてヒザを繰り出すヒベイロ。コクランの左ローがヒットし、観客席から歓声が上がる。続く右ストレートでバックステップしたヒベイロ、やや動きが落ちているか。
組みついたヒベイロが、小外掛けを仕掛けるも小手を入れたコクランが耐え、続く攻防のなかで、逆にテイクダウンを奪う。ハーフから肩固め、足を抜いてサイドから絞め上げるコクラン、ヒベイロは足を両手で抱えることで、ディフェンスする。マウントを取ったコクランだが、ヒベイロが足を一本戻す。ケージに押し込んだコクランがエルボーを落すと、ヒベイロはヒザ十字へ。ヒザを畳んだコクランがディフェンスし、続くヒール狙いも体を捩じってエスケープ、トップをキープし2Rを取り返した。
最終回、思い切りワンツーを振りダブルレッグからシングルに移行したコクランが、ファイアーマンキャリーの要領でヒベイロを投げで捨てる。ギロチンを簡単に抜かれたヒベイロは、足が利かずパスからマウントを許す。左ワキを差したヒベイロにコクランはエルボーを落し、足関節を防ぎパス。ハーフを戻されても、左足を抜きそのままマウントへ。完全にガスアウト状態のヒベイロのブリッジに合わせ、コクランが肩固めを再び仕掛ける。
ここでも右足を抱えディフェンスするヒベイロ、その背中に強烈なヒザを2発入れたコクランは、頑強なインサイドハーフから懐かしのアミール・ポジションを取り、顔を守ることができないヒベイロに重いパウンドを落す。マウント+アミールから右エルボーを連打するコクラン、動けないヒベイロを見てレフェリーが試合をストップした。