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【OFC07】対戦カード決定。BJ小島初出場、メインは比・対決

2012.12.24

OFC07

【写真】OFCフェザー級王座を賭けて戦うエリック・ケリーとホノリオ・バナリオ。寝技という部分でケリーがやや有利か。EPIC所属となりOFC参戦が途絶えていたヴィシール・コロッサは1年5カ月振りの出場、アダム・カユーンはLFCよりOFCを選んだ (C) MMAPLANET&OFC

22日(土・現地時間)、ONE FCより2月2日(土・同)にマレーシアの首都クアラルンプールのプトラ屋内競技場で行われるOFC07「Return of Warriors」のラインナップが改めて正式発表された。

メインはOFC初代フェザー級王座決定戦、ホノリオ・バナリオ×エリック・ケリーというフィリピン勢同士の対戦となる。とはいっても、ケリーは現在、クアラルンプールのムエフィットに所属しており、ある意味ホームにラカイMMAのバナリオを迎えることになる。そのケリー、12月1日のURCC10周年記念大会でブラッド・テリーを相手に逆転の腕十字で辛くも逆転勝利を挙げたものの、試合後は大きく顔面を腫らしており、タイトルショットまで2カ月間の調整にどれだけ影響が出たかが気になるところだ。

そのURCCマニラ大会では、ラカイMMAの雄でOFCライト級戦線のキーパーソンでもあったエドゥアルド・フォラヤンを下したローウェンズ・タイナネスが、RFCライト級王座決定トーナメント準決勝でナム・ウィチョルに判定負けを喫したものの、MMAファイターとして脅威の成長を見せつけたヴィシール・コロッサと対戦する。香港在住の南アフリカ人ファイターのコロッサの打撃が、アジアンMMAに不足しているテイクダウンで強さを見せるタイナネスを如何に攻略するか。同級王者が朴光哲ということを踏まえてみると、さらに興味深くなる。

元修斗世界バンタム級(※60キロ)王者のBJは、フライ級ナンバーワン・コンテンダーファイトという名目で、ラカイMMAのレイ・ドーヨーゲンと対戦する。ここをクリアすればタイ在住の米国人アンドリュー・レオン、マレーシアのトルクメニスタン人ファイター=アラムラット・カラエフ、イヴォルブMMAのブラジル人アレックス・シウバ、そのシウバを破ったドーヨーゲンの同門ガジェ・エウスタキーオらがBJのライバルになるだろうが、まずはサイドキック+首投げのドーヨーゲンの荒い左右のフックに気をつけたい。

また、10月に3試合が消化されているOFCバンタム級挑戦者決定トーナメント、最後の1試合はベトナム系豪州人タン・ブーとライアン・ディアズが対戦することとなった。来日経験もあるディアズは、現在プーケットのタイガー・ムエタイMMAを拠点としており、かつての師マット・ヒュームが副社長に就任しているOFCで復活をかける。なおローカル・スターでグレゴー・グレイシーを破っているアダム・カユーンはLFCとの争奪戦に勝利したようで、今大会での出場が決まっている。

■OFC07対戦カード

<OFC世界フェザー級王座決定戦/5分5R>
エリック・ケリー(フィリピン)
ホノリオ・バナリオ(フィリピン)

<フライ級/5分3R>
レイ・ドーヨーゲン(フィリピン)
BJ(日本)

<ライト級/5分3R>
ヴィシール・コロッサ(南アフリカ)
ローウェンズ・タイナネス(米国)

<ライト級/5分3R>
レオ・クリシュナ(インドネシア)
ピーター・デイビス(マレーシア)

<ウェルター級/5分3R>
スリ・シラワント(インドネシア)
アダム・カユーン(マレーシア)

<OFCバンタム級GP準々決勝/5分3R>
ライアン・ディアズ(カナダ)
タン・ブー(豪州)

<マレーシア・フェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
レイモンド・チョウ(マレーシア)
メルビン・ヨー(マレーシア)

<マレーシア・フェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
AJ・マンスール(マレーシア)
ヂャン・カイチー(マレーシア)

<フライ級/5分3R>
ジアーニ・スッバ(マレーシア)
サイフル・メリカン(マレーシア)

<ライト級/5分3R>
ジェイク・バトラー(米国)
アントーニ・ロムロ(インドネシア)

<ライト級/5分3R>
ジョージ・グージェル(ブラジル)
アドリアーノ・マルチンス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
エステファン・パーヤン(メキシコ)
マイケル・ブラボー(米国)

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