【UFN62】劣勢のなかオモ、腕十字、柔術でドゥリーニョが逆転一本勝ち!!!!
<ライト級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ(ブラジル)
Def.3R4分14秒by 腕十字
アレックス・オリヴェイラ(ブラジル)
ワンツーのフックから前蹴りを繰り出すオリヴェイラ、右ミドルを返すドゥリーニョ。組んだドゥリーニョはヒザ蹴りから小内刈りでテイクダウンに成功する。パス狙いのドゥリーニョにバックを許さず立ち上がったオリヴェイラはギロチンも防ぐ。ドゥリーニョをケージに押し込んだオリヴェイラが距離を取り直す。ワンツーから右アッパーをオリヴェイラは繰り出すと、ドゥリーニョは右ローを入れる。左フックを打ち込んだオリヴェイラ、続くワンツーにドゥリーニョがガードを固める。
アッパーから右フックを思い切り入れるオリヴェイラ、ドゥリーニョは真っ直ぐ下がって危険なディフェンスだ。さらにアッパーを被弾しそうになるドゥリーニョが、このパンチが見えていない。それでも右のカウンターを入れたドゥリーニョ。右を見せて左を打ち込んだオリヴェイラが、初回を取った。
2R、オリヴェイラが引き続き切れのある右を伸ばし、パンチを振るって前に出てくるドゥリーニョに右フックを入れる。パンチを被弾しながら組みついたドゥリーニョが腰をコントロールしてテイクダウンを狙う。小外掛けを仕掛けるが、テイクダウンを奪えなかったドゥリーニョをオリヴェイラの右フックが襲う。大外回りで荒いがスピードのあるオリヴェイラのパンチ。ただし、力が入りすぎているのかやや口が空き、体の軸が乱れるようになる。
残り2分、ソウザの左がヒット。続いて右フックからアッパーを入れる。ドゥリーニョもパンチを返していく。殴られながらも右フックを返すドゥリーニョだが、右アッパーをまたも受けてしまう。飛び込んだオリヴェイラが右ローを入れて組みつくと、ケージに押し込まれたドゥリーニョは払い腰も決まらない。このラウンドもオリヴェイラ優勢のまま終わった。
最終回、開始早々ボディロックから小外掛けでテイクダウンを奪ったドゥリーニョが、即マウントを奪う。腰を切ってケージに寄っていくオリヴェイラに対しドゥリーニョはハーフからパンチを入れる。エルボーにつなげマウントを取り返したドゥリーニョは、バランスが崩れると迷わず下になりながらオモプラッタの態勢に。立ち上がって抜けようとするオリヴェイラからバックを伺うドゥリーニョは、しっかりと右腕をロックしている。
残り2分、無常にもブーイングを送るリオのファン。後方回転してもオモプラッタを外さないドゥリーニョだったが、抜かれて下になる前に自ら技を解いて、マウントを選択する。直後に三角フックから腕を取って腕十字、腕を抜かれそうになり三角へ移行もフックはルーズな状態だ。ここでドゥリーニョは右足をとって前方に送ろうとすると、ソウザが前転し仰向けに。右腕が伸び切ったオリヴェイラがついにタップ!!!! 勝負を諦めず、試合を一発で逆転できる自らの最大の武器、柔術でドゥリーニョが逆転勝利を挙げMMA10連勝とした。