【UFC185】左の相打ちで打ち負けたセルジオ。ベノイが余分な一発も大逆転勝利で金星挙げる
<フライ級/5分3R>
ライアン・ベノイ(米国)
Def.2R1分34秒by TKO
セルジオ・ペティス(米国)
ついにオクタゴンでフライ級転向を決意したペティス弟=セルジオ。サウスポーに構えたベノイの前進に左を伸ばし、右ハイを見せる。ベノイも右を伸ばすが、セルジオの右を受けてバランスを崩す。接近戦でフックの打ち合いから、右ミドルを入れたセルジオはオーソに構えたベノイに左ジャブを着実に入れる。動きが落ち、大振りになったベノイに右フック、左ジャブのダブルから右ローをセルジオが決める。
ベノイがスタンスを変えようが構わず前に出るセルジオだが、ダブルレッグでテイクダウンを奪われる。直後にリバーサルでトップを取り返すと、ハーフガードから右エルボーを落とす。ベノイのブリッジにギロチンを合わせようとしたセルジオ。これを察知したベノイが立ち上がると、パンチから後ろ回し蹴り、前蹴りを蹴り込む。直後にダブルレッグでテイクダウンを奪ったセルジオが、パウンドを落とし初回をまとめた。
2R、シングルから逃げようとしたベノイにパンチを入れたセルジオは、離れて右ストレートをヒットさせる。ダブルレッグを仕掛けたセルジオが、ベノイを圧倒する。続く接近戦で右ストレートの相打ちから、続く左フックも同時に放った両者。後方に倒れたのはセルジオ。このまま立ち上がらせずパウンドを連打したベノイは、TKO勝ちを決めた後にセルジオの尻を蹴り上げ大きなブーイングを受ける。
「本当に申し訳ない。皆に謝りたい。16カ月も試合がなくて、とんでもないアンダードッグでこの試合に出場して……」と謝罪したが、せっかくの大逆転勝利&金星にも会場の雰囲気は微妙なままだった。