【Invicta FC11】役不足ツイーツの挑戦を受けるサイボーグ、気になるのは翌日のアクション??
【写真】不安要素はMMAを戦うのは1年7ヵ月ぶり──という点ぐらいのサイボーグ。それも無理矢理、ツイーツ戦に向けて粗探しをした上で、だ (C)MMAPLANET
27日(金・現地時間)、Invicta FC11「Cyborg vs Tweet」がカリフォルニア州ロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで開催される。メインは大会名にある通り、クリスチャン・サイボーグ×シャーメイン・ツイーツ=インヴィクタ女子フェザー級選手権試合だ。
2005年のMMAデビュー戦で敗れて以来、過去9年半の間は無敗の12連勝中(※ドラッグチェックで陽性反応が出て、1勝はNCになっている)というサイボーグ。対して挑戦者のツイーツはキャリア6勝4敗、インヴィクタでは1勝1敗という戦績のファイターだ。
ストライクフォースでジナ・カラーノを破り、女子フェザー級の頂点に立って以来、常に強烈な強さをケージのなかで見せてきたサイボーグに対し、ツイーツの戦績は余りにも平凡。昨年9月にはプロ2戦目のヴェロニカ・ローザンハウズラーをバックマウントからのパンチの連打で破っているものの、サイボーグとの間には実力的に開きがあることは間違いない。実際、ツイーツはBellatorに戦場を移したジュリア・バッド戦では、テイクダウンを許し続け、何とか一本負けだけは逃れるという試合内要で完敗を喫している。
打撃系のツイーツだが、自らのリズムか狙いかは分からないが、動きはスムーズではない。何よりパンチを打つときに、ガードが下がる癖はサイボーグを相手にして致命傷となるだろう。明らかに勝機が少ないツイーツのメイン&世界戦への登用は、やはり翌日に目と鼻の先=ステイプリセンターで行われるUFC185でキャット・ジンガーノの挑戦を受けるロンダ・ラウジーとの接点作りへの生贄としか思えない。
ちなみにツイーツのMMAデビュー戦の相手はロンダで、49秒で敗れている。そして、ジンガーノという最強のチャレンジャーとの対戦に集中しているはずのロンダが、ファイトウィークに入ったオープンワークアウトの場で「確か私のプロ2戦目で、1分以下で負けた相手と戦うのよ。サイボーグは135ポンドに絶対に落とせるわ。自分の好物を使うことが、いつだってアドバンテージになるなんてことがないってことをそろそろ学ぶべきね。そして、他の女子選手が、どのような努力をしているのか勉強すべき。ファッ○ン・ステロイドを使うのを止めて、体重を落とすのよ」と必要以上にサイボーグについて語っている。
今回のインヴィクタ、本当の意味のメインはメインイベント後、あるいは翌日に待っているといえるだろう。
■ Invicta FC11対戦カード
<Invicta女子フェザー級選手権試合/5分5R>
クリス・サイボーグ(ブラジル)
シャーメイン・ツイーツ(カナダ)
<女子ストロー級/5分3R>
アレクサ・グラッソ(メキシコ)
魅津希(日本)
<女子ストロー級/5分3R>
ディアナ・ベネット(米国)
ノーマ・ルエーダ(米国)
<女子バンタム級/5分3R>
コリーン・シュナイダー(米国)
アイリーン・アルダナ(メキシコ)
<女子ストロー級/5分3R>
ジェイミー・モイル(米国)
JJ・アドリッチ(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
ブリアナ・ヴァンビューレン(米国)
エイミー・モンテネグロ(米国)
<女子フライ級/5分3R>
クリスティーン・スタンレー(米国)
レイチェル・カミンズ(米国)
<女子フライ級/5分3R>
アナ・カロリーナ(米国)
アスペン・ラッド(米国)