この星の格闘技を追いかける

【UFN61】静かなる打撃戦を制しバルボーサを破ったジョンソンが、ベン・ヘン戦をアピール

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国/12位)
Def.3-0:30-27, 29-28, 29-28
エジソン・バルボーサ(ブラジル/6位)

右ジャブを伸ばすジョンソン、バルボーサは右ミドルを蹴り込む。前に出てくるジョンソンにバルボーサは右ハイから、右ミドルを蹴り込むも前進は止まらない。バルボーサの右ミドルに左フックを合わせようとしたジョンソン、組んでからテイクダウンを頭に入れた攻撃か。そのジョンソンの前進に右アッパーを入れたバルボーサ、序盤からスリリングな打撃戦が続く。ジョンソンの左フックは空振りに、バルボーサは右ミドルを入れる。弱冠、左のガードが下がったジョンソンが、左ストレートを伸ばす。その左をしっかりと見て、右ハイを放つバルボーサが組みに。

振りの大きなワンツーを見せたジョンソン、バルボーサは右目の下カットし、息も荒くなってきたか。ここでバルボーサが後ろ回し蹴り、距離ができると前蹴りを狙う。ローを出さないのは、カウンターを警戒してのことか。残り1分、左ストレートを伸ばしたジョンソンは右につなげるが、これはバルボーサが見切っている。左ローから左右のフックのジョンソン、バルボーサも左フックを返す。激しい打ち合いは、手数でジョンソンが優った。

2R、ショートフックを連打するジョンソンに対し、バルボーサは右ミドル。バルボーサはステップを駆使し、右ミドルを入れる。右からの左フックをバルボーサがヒットさせる。ジョンソンは右ボディストレートを打ちこみ、足を止めにかかる。左ローを見せたのはジョンソン。左を2発受けたバルボーサが組みつくも、逆にテイクダウンを奪われる。蹴り上げから立ち上がったバルボーサは右ローをついに蹴り込む。前足でなく、後ろ足を蹴ったバルボーサは、続く接近戦で右のカウンターをクリーンヒット。ジョンソンの右ストレートに続き、バルボーサの右ミドルが決まったところで2Rが終わった。

最終回、左ミドルからワンツーを狙うジョンソン、バルボーサは右フックを放つ。スピニングバックキックでバランスを崩したバルボーサは、すぐに立ち上がってジョンソンの攻撃を受けない。試合を通して右ミドルを入れるバルボーサ、ジョンソンが左フックを振るうと、右ショートを返す。ジョンソンの右に、バルボーサはここでも右ミドルを決める。足より頭が前に出るようなパンチになったジョンソンだが、手数はバルボーサを上回る。ジョンソンは右ミドルを2発連続でいれ、追いかけるジョンソンのパンチは空を切る。

残り1分、飛びヒザを狙ったバルボーサだが、タイミングが合わず空を蹴り上げる。バルボーサは右ロー、追いかけてくれるジョンソンを左回しでかわす。と、ジョンソンは組んでアウトサイドトリップでクリーンテイクダウンを奪う。バルボーサの蹴り上げをジョンソンがかわして立ち上がったところで試合はタイムアップに。

パンチの手数、前に出る姿勢とテイクダウンはジョンソン。右ミドルを継続的に入れ、攻撃の精度ではバルボーサ。ただし、動きを止めるには至っていない。そんな接戦は3-0でジョンソンに凱歌が挙がり、勝者はベンソン・ヘンダーソンと戦いたいという意思表示をした。

PR
PR

関連記事

Movie