【UFN61】ポンジニビョ、スリックランドの左ジャブに前進阻まれず
<ウェルター級/5分3R>
サンチアゴ・ポンジニビョ(アルゼンチン)
Def.3-0:30-27, 30-27, 30-27
ショーン・ストリックランド(米国)
基本、サッカーのこともあり犬猿の仲になりがちなブラジルとアルゼンチンだが、ポルトアレグレの観客はポンジニビョに大きな声援を送る。逆に大きなブーイングにさらされるストリックランド。左ジャブを伸ばすスリックランドに右を返すポンジニビョ。そのままラッシュを掛けるかのように勢いよくポンジニビョが右フックを放っていく。ストリックランドはアッパー、左ミドルを見せるもケージを背にした展開が続く。左フックを被弾したスリックランドは組みにいき、ダブルレッグでテイクダウンへ。尻餅をつかされたポンジニビョがケージを背にして立ち上がる。離れたストリックランドは左ジャブを続け、ポンジニビョは鼻血を見ている。
勢いのある右ローを入れたポンジニビョが右ローも、足を滑らせ立ち上がったところでパンチを顔面に受ける。テイクダウン狙いを切ったポンジニビョは、右ハイから左フック、ケージにスリックランドを押し込んで右フック、さらに右ストレートを伸ばす。回ってケージ際から離れたスリックランドはまたも右をヒットされる。残り15秒でダブルレッグを決めたポンジニビョが、初回を取ったか。
2R、スリックランドは左ジャブ&左フック、ポンジニビョが右ローを蹴り込む。初回と比較すると前に出るようになったスリックランドは、左ジャブから右ストレートを受けそうになって一旦は下がるが、オクタゴン中央の位置を取り続ける。スリックランドはワンツーを入れ、右ローはチェック。しかし、気が付けばケージを背にしておりフックを被弾する。必死に組みに行ったスリックランドはバックに回るも、これ以上の展開は望めず距離を取り直す。ポンジニビョが左ストレートから右ストレート、終盤になってペースを上げると思いきや、慎重な間合いを取り続ける。残り10秒となり、ポンジニビョが右ストレートを打ち込んだ。
3R、自らが攻める展開のなかで足を滑らせたポンジニビョに、スリックランドがダブルレッグを仕掛ける。尻餅をついたポンジニビョが立ち上がる。荒いが勢いがあるポンジニビョのパンチが印象点を稼ぐか。ジャブ以上が欲しいスリックランドだが、ハイキックを受けそうになりケージにつまる。最後までほとんどケージを背負っていたスリックランドは、フルマークの判定負けを喫した。