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【UFN206】序盤攻勢のペレイラが、後半盛り返したボンジニビョにスプリットで競り勝つ

<ウェルター級/5分3R>
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
サンチアゴ・ポンジニビョ(アルゼンチン)

左右に回るペレイラが、前蹴りを見せる。さらに右で前に出ると、ポンジニビョの指が目に入り試合が中断される。再開後、スイッチし前蹴りのペレイラに対し、ポンジニビョがローを蹴って圧を掛ける。ペレイラは右オーバーハンドを当て、右ロー。ポンジニビョはボディストレートから左オーバーハンドへ。距離を詰めヒザをボディに入れたペレイラがバックに回るが、直ぐに自分から離れる。

左右の前蹴り、右オーバーハンドから左フックを振るうペレイラが左右のステップから一気に前に出る。ポンジニビョもロングで左右のフックを放ち、ペレイラがガードを固める。ステップインに右を当てたペレイラは右オーバーハンドをヒットさせ、ポンジニビョの動きが一瞬止まる。ポンジニビョが右ミドルを蹴り、右に回るペレイラが追って来たポンジニビョに体の向きを変えて右を入れた。

2R、初回と同様に明日を使うペレイラが前蹴り、右オーバーハンドを見せる。ケージ際に下がったポンジニビョに右ミドルを決めたペレイラが、ボディを殴ると左ショートが顔面を捕らえる。ジャブ、ヒザ蹴りとポンジニビョのステップインを許さず、左ジャブの相打ちにも打ち勝つなどペレイラ優勢が続く。

左を当て、右から前蹴りを入れたペレイラだが、ポンジニビョも下がらず左をヒットさせる。続く左の大振りに右をカウンターでいれたペレイラだが、やや疲れてきたか。ポンジニビョのパンチの回転数が上がってくるが、ペレイラも打ち合いに応じて右をクリーンヒット。ジャブの相打ちから、ポンジニビョがダブルレッグでテイクダウンを決める。直ぐに立ち上がったが、バックを譲った状態でペレイラがこの回の終了を迎えた。

最終回、試合前の予想通り消耗戦の様相を呈してくると、ペレイラが右ハイから右ストレートを入れ、ポンジニビョがジャブを返す。ボディから左ハイ、さらに左を続けたポンジニビョが右ハイを蹴る。ガードしたペレイラが圧され気味になりながら右アッパー、左ジャブを届かせる。ポンジニビョは右ロー、左ハイから右ストレート。ペレイラも下がらず、スイッチして左右のジャブを繰り出す。ジャブの相打ちで、打ち勝つようになってきたポンジニビョは、前蹴りを腹に食らう。

右カーフを返したポンジニビョがダブルレッグ。切ったペレイラはジャブを打ち合い、前蹴りから圧を掛ける。右オーバーハンドに下がりながら右から左フックをヒットさせたポンジニビョは、ここもダブルレッグへ。これも切ったペレイラ、両者が体の軸を失いながらパンチを打ち合い時間に。

殴り殴られのドッグファイトは裁定が割れ、ペレイラに凱歌が挙がった。


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