【UFN60】疲れが目立ったスケリーが、2R終了1秒前にTKO勝ち
<フェザー級/5分3R>
チャス・スケリー(米国)
Def.2R4分59秒by TKO
ジム・エイラーズ(米国)
13勝1敗同士の対戦、いきなりスケリーが右オーバーハンドを繰り出す。さらに右フックを続けるが、エイラーズも右フックを返す。フェザー級とは思えない大柄なスケリーは右ミドルもエイラーズがソレをキャッチしてテイクダウンに成功する。スケリーがリバーサルを仕掛けると、エイラーズがアキレス腱固めへ。向きを変えてトップ狙いに切り替えたエイラーズに対し、スケリーが今度は足関節を仕掛ける。
ヒザ十字狙いからオモ、さらにアンダーフックからトップを窺うスケリー。両者が同体でスタンドに戻る。大きく息をついたスケリーは組みにいくがスピードがない。逆にエイラーズが左フックを打ち込むも、足を止めての打ち合いはスケリーの左フックが制す。エイラーズのヒザをボディに受けつつ、組み付いたスケリーだがテイクダウンには至らない。体を入れ替えたエイラーズも息を整えるようなファイトに。終盤は両者の疲れが目立つ初回となった。
2R、エイラーズが左ローを続け、ワンツーへ。スケリーは右アッパーから右オーバーハンド。ここでも大きな呼吸を見せるスケリーに対し、エイラーズはヒザをボディに入れる。引き続きローを蹴っていくエイラーズだが、右オーバーハンドを被弾しバランスを崩す。スケリーはここでダブルレッグへ。シングルに切り替えるも、ケージ際で試合はスタックする。スケリーが右エルボーを入れて離れると、2人揃って疲れは目立ってくる。スケリーはここでもシングルからドライブするが、テイクダウンを奪えないまま打撃の間合いに、試合が戻る。左を打ち合い、スケリーが右ストレートから左フック、さらに首相撲からヒザをボディに入れ、猛攻を仕掛ける。
エイラーズが前方に崩れたところ、際どいタイミングで顔面にヒザを入れたスケリーだが、レフェリーはお咎めなく試合をストップ。2R終了直前のTKO勝ちとなった。ほとんどスタミナ切れのように見えたスケリーだが、最後の詰めは見事だった。