【GRANDSLAM02】ローで削って、テイクダウンで倒す。坂下がボブを完封
【写真】ローで削って、振りが大きくなるとテイクダウン。鉄壁の坂下、ボブは下になると脆さをまた見せてしまった(C)TAKUMI NAKAMURA
<ミドル級/5分2R+Ex.R>
坂下裕介(日本)
Def.3-0:20-18, 20-18, 20-17
ボブ・アームストロング(ニュージーランド)
昨年11月にパンクラスで辰巳豪人と対戦し、初黒星を喫したボブの再起戦。右に回るボブに対し、坂下は右ローを入れる。続いて左ローと前足を削る坂下に対し、ボブはなかなかパンチの距離に入ることができない。右に回り続けるボブは、引き続きローを外と内と両方から受ける。遠い距離から顔面にフックを狙うボブをカウンターで待ち受け、さらにローを重ねた坂下。ローでバランスを崩し、懸命にフックを振るいながら前に出てきたボブだが、坂下はラウンド中盤にテイクダウンを決める。ボブのギロチンを防いだ坂下がパウンドを落としトップキープ、初回を取った。
2R、引き続きローを入れた坂下は、ボブのテイクダウン狙いをスプロールしヒザを狙う。ローを受け、目をギラつかせてパンチを振るうボブだが、坂下は組んでケージに押し込むと、ここでもテイクダウンに成功する。下になり、厳しい状況においこれまたボブはテッポウからスタンドへ。坂下は慌てずケージにボブを押し込んで、ラウンド2度目のテイクダウンに成功する。そのままマウントを奪った坂下は、1分30秒に渡り継続的にパウンドを落とし続け、勝利を決定的にした。