【UFC154】ドスアンジョスが最後まで攻め続け、フルマークの判定勝利
<ライト級/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
Def.3-0:30-27、30-27、30-27
マーク・ボセック(カナダ)
サウスポーの構えのドスアンジョス、組みついてきたボセックに首相撲の態勢に入るが、逆にヒザを受ける。距離を取りなおした両者、アンジョスが左を伸ばし、続いて左ローを蹴り込む。ドスアンジョスの右ミドルに合わせて組みついたボセックは、ケージにドスアンジョスを押し込んでいくか、ドスアンジョスは首相撲からヒザを連続で放っていく。
ボセックの打撃を見切っているドスアンジョスが、遠い距離から踏み込んで右アッパー、前蹴りから左ミドルを繰り出す。蹴りでバランスを崩したボセックは、首相撲からドスアンジョスをケージ際に押し込むも、ここもテイクダウンできない。
ドスアンジョスは左ミドル、前蹴りから左ストレートを伸ばす。残り1分、ローにテイクダウンを合せたボセックだが、ドスアンジョスは頭を押して潰すと、アームロックで耐える。体を入れ替え、飛び込んでエルボーからヒザを入れたドスアンジョス、ここで初回が終了した。
2R、ボセックの右ローが急所に入るが、一旦呼吸を整えてすぐに試合は再開する。と、ボセックのテイクダウンを切り返したドスアンジョスが逆にダブルレッグを決める。ボセックのキムラを切りかえし、逆にキムラを狙うドスアンジョス。ケージを蹴って、姿勢を変えようとするボセック、ドスアンジョスは腕十字に切り替えるも、これはすっぽ抜け下にならないようにすぐに立ち上がる。
そこに組みついたボセックだが、ドスアンジョスは体を入れ替えエルボーを打ち込む。左目の周囲をカットしたボセックは、右ローを入れ、再び組みつくが、ここでも逆に腰をコントロールされ、スイッチを試みたが及ばすバックを許す。亀の態勢のボセックがパンチを入れるドスアンジョス。ボセックのシングルも切って、バックをから正面に回りダブルレッグを決める。
背中を見せて立ち上がろうとするボセックのバックを取ったドスアンジョスだが、自ら距離を取り直し左ミドルを決めたところで、圧倒した2Rを戦い終える。最終回、右アッパーから組みついてドスアンジョス、ここはボセックがスプロールし逆にケージに押し込んでいく。首相撲からヒザ、ダブルレッグに切り替えてスラムでボセックを倒したドスアンジョス。ボセックはキムラをかけながら、同体で立ち上がる。
間合いを計る様な戦い方に変わったドスアンジョス、ボセックのテイクダウン狙いもスプロールし、続くシングルも首相撲で切り替えしヒザを突き上げる。残り1分を切り、ブレイクが命じられると、両者の打撃が粗くなる。突進するボセックに後ろ回し蹴りを見せたドスアンジョスは、最後もパンチから二段前蹴りを繰り出すなど、最後まで攻め続けた。結果、ドスアンジョスはフルマークの判定勝ちを収めた。