【JBJJF】日本ブラジリアン柔術連盟主催、初の公式団体戦。台風の目はIMPACTO JAPAN B.J.J
【写真】アジアを制したIMPACTO JAPAN B.J.Jは、実施4クラス全てにエントリーしている (C)HIROYUKI KATO
25日(日)、東京都台東区台東リバーサイドスポーツセンターで日本ブラジリアン柔術連盟主催の第1回全日本チーム対抗柔術選手権大会が開催される。
Text by Hiroyuki Kato
昨年、「改革」を打ち出した日本ブラジリアン柔術連盟ことJBJJF。会員カード登録なしで出場できる大会数が増加したことで、地方大会も例年になく充実。さらに黒帯選手同士のスペシャルマッチを大会内で行うなど、真の意味での柔術普及へ新たな一歩を踏み出した。
そんなJBJJFが2015年最初に行う大会が、柔術の団体戦=第1回全日本チーム対抗柔術選手権だ。本場ブラジルではCBJJO公式大会として開催されてきた団体戦、日本では2004年にパラエストラ主催で柔術団体戦が行われた事があったが、公式戦として初開催となる。
今大会開催にあたり、JBJJF浜島邦明理事は「以前から選手側から団体戦要望があり、理事達とルール、参加条件等を何度も話し合い今年最初の大会として開催することになりました」と開催への経緯を語っている。
団体戦は3人のチーム制と行われ、一方のチームが2勝した時点で終了、柔道団体戦の勝ち残り形式はとらない。実施カテゴリーは青・紫帯70キロ以下級と同無差別級、茶・黒帯70キロ以下級と同無差別級の4クラス。注目は昨年11月に開催されたIBJJF主催「アジアオープン2014」でパラエストラ東京の連覇を阻止した「IMPACTO JAPAN B.J.J」勢だ。日系ブラジリアンが中心選手であり、代表アサダ・トシオを筆頭に日本屈指の黒帯、茶帯勢が所属し、その陣容はとにかく充実している。茶・黒70キロ以下級ではアサダ・トシオ、チャールズ・ガスパー、ヴァンダレイ高崎という日本在住トップクラスがスクラムを組んだ。IMPACTO勢は他にも全4つのチームを結成し、大会の台風の目となることは間違いない。
また青・紫帯無差別級では第4代修斗環太平洋ライト級王座の土屋大喜(修斗ジムroots)も参戦。試合タイムは6分、日本初の公式団体戦は従来の個人戦とは違う柔術が見られるだろう。