【Bellator132】ズイッカー、因縁の一戦でスプリット判定勝ち
<ライトヘビー級/5分3R>
ヴァージル・ズイッカー(米国)
Def.2-1:29-28, 29-28, 27-30
ヒューストン・アレクサンダー(米国)
昨年10月の対戦では、アレクサンダーの頭突きにより、マジョリティ・ドローという結果になった一戦の再戦。まずはアレクサンダーがテイクダウンを奪う。ガードからエルボーを放つズイッカーが、ケージ際に移動して立ち上がろうとする。アレクサンダーはボディにパンチを入れ、腰をコントロールし、背中を付けさせる。頭を押して立ち上がろうとしたズイッカーを後方に崩したアレクサンダーがサイドを取る。ハーフに戻したズイッカーだが、トップコントロールを許したまま削られていく。ブリッジから立ち上がったズイッカーにアレクサンダーがヒザをボディに見舞う。離れた両者、そのまま大きな動きがないままラウンドが終了するかと思われたが、最後にズイッカーの右フックが火を噴き、アレクサンダーの腰が落ちる。ここで初回が終わった。
2R、まずは右を決めたズイッカー。アレクサンダーのテイクダウンを切り、アッパーを放つ。後方にバランスを崩したアレクサンダーが立ち上がりながら組み付こうとするが、ここにヒザを合わせたズイッカーが、逆にトップを取る。ズイッカーはハーフから右のエルボーを連打。先に起き上がると、続いて立ち上がったアレクサンダーに右アッパーを放っていく。カウンター狙いのズイッカーに、なかなか動けないアレクサンダー。両者、動きのないまま時間が進む。と、アレクサンダーがズイッカーのローに右フックを合わせて、そのままトップを奪取。エルボー&パウンドを落としながら、2Rを戦い終えた。
最終回、慎重といえば聞こえは良いが、要は手が出ない両者。ズイッカーの左ローが触れたぐらいで最初の2分が過ぎる。ズイッカーのパンチがやや大きくなったところでアレクサンダーが組みつく。これをスプロールしたズイッカーの右フックがヒット。アレクサンダーも左を打ち込む。スイッチを織り交ぜるズイッカーが、右を伸ばすが勢いはない。ここに来てのジャブ合戦から、距離が狭まることがないまま試合時間は30秒を切る。ズイッカーの左の蹴りにアレクサンダーが右を合わせる。大きくバランスを崩したズイッカーもフックを振り回しながら突進。ケージ際でパンチを受けて動きが止まったアレクサンダーが、最後に組みついていなし、バックについたところで試合終了に。結果はスプリットでズイッカーが勝ち名乗りを受けた。