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【Bellator132】落日のザロムスキー、往年の切れなくゴンザレスに完敗

<ウェルター級/5分3R>
フェルナンド・ゴンザレス(米国)
Def.3-0;30-27, 30-27, 30-27
マリウス・ザロムスキー(リトアニア)

サウスポーの構えから突進したザロムスキーが、パンチを放って前足を変えると右ハイを見せる。ゴンザレスも中間距離での打ち合いに応じ、勢いのあるボディから右フックから左ロー、さらに左フックを入れる。左ハイを見せるも、勢いで押されるザロムスキーはボディやアッパーを被弾する。姿勢が悪くバランスを崩したザロムスキーが起き上がったところでゴンザレスがギロチンへ。すぐに頭を抜いたザロムスキー、しかし左フックを被弾して後退。ケージ際でボディ、左ローを打ち込まれる。

完全に拳の届く距離で打ち合いを続ける両者、ザロムスキーはヒザ蹴りを繰り出すもここでもバランスを崩す。起き上がったザロムスキーに右フック、ワンツーを打ち込んだゴンザレスがヒザを顔面に突き上げる。それでもパンチを振るい続けるザロムスキーが左ストレートをヒットさせる。左ハイも軸足を滑らせたザロムスキーが起き上がりながらダブルレッグへ。ケージに押し込みテイクダウンを決めたところで初回が終わった。

2R、右フックから前蹴り、右ミドルを放つゴンザレス。ザロムスキーが間合いを外して右ミドル、ブロックしたゴンザレスは右フックから首相撲、ヒザを2発見舞っていく。前蹴りに距離を掴めないザロムスキー。左へ回り、飛びヒザへ。スムースに頭を振るゴンザレスは、攻撃を被弾するシーンがザロムスキーより少ない。対して手数は多いが、空振りも多いザロムスキーはスピニングバックエルボーも空を切る。

ショートの左アッパーを決めたザロムスキー、ザロムスキーの右目の周囲が赤く染まっている。ゴンザレスは左ヒザから右前蹴り、右ロー&左ストレートと必要以上に力の入っていないリラックスした打撃を続ける。残り30秒、左ボディを打ち込んだゴンザレスがザロムスキーの前進に合わせて組んでバックへ。胸を合わされるとギロチン、ここで2Rも終了となった。

最終回、後の無いザロムスキーはここまでと同じように中間距離を取る。日本で戦っていた時代と比較して切れがなくなったザロムスキーだが、左ハイをブロックの上から決めるとゴンザレスの動きが落ちる。持ち直したゴンザレスは左ロー、ザロムスキーも左ローを返し左ハイにつなげるが、組んだゴンザレスはバックからハーフネルソンへ。足を取ったザロムスキーがケージにゴンザレスを落ち込む。離れた両者、残り試合時間は2分30秒に。

ここでもゴンザレスが前蹴りを効果的に使い、ザロムスキーは逆転を賭けたラッシュに出られない。ヒザ蹴りも僅かに届かないザロムスキー、対してゴンザレスは右アッパーを打ち込む。左ハイを連続するも、姿勢が悪く軸も失いつつあるザロムスキーの攻撃には力が感じられない。ザロムスキーが残り20秒でテイクダウンを決めたが、ガードのなかで動けずタイムアップに。結果はフルマークでゴンザレスに凱歌が挙がった。

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