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【Glory19】Kunlun Fight台頭の影響をモロに受けるGLORY。2015年はリコ×ジマーマンから

Andrei Herasimchuk def Rico Verheven【写真】ピーター・アーツやダニエル・ギタなどを相手にGloryでは7連勝中のヴァーホーベンだが、クンルンファイトで不覚を取り仕切り直しの一戦を本拠で迎えることとなる(C)Kunlun Fight/CFP

7日(水・現地時間)、Gloryより2月6日(金・同)にバージニア州ハンプトンのハンプトン・コロシアムで開催されるGLORY19のセミファイナルでジョー・シリング×ロバート・トーマスの試合が組まれることが発表されている。

昨年11月のBellator131でメルヴィン・マヌーフをKOしMMA界でも名前を挙げたシリングが、Gloryのリングに8カ月振りに戻ることとなった。対戦相手はロバート・トーマスという7勝2敗5KOのカナダ人ファイター。ミドル級ランク9位の相手に、ランク1位のシリングがキック凱旋マッチをVIP待遇で行うというところか。

今大会は既にメインでGlory世界ヘビー級選手権試合、王者リコ・ヴァーホーベンがエロール・ジマーマンを相手に防衛戦を行うことが発表されている。過去1勝1敗、因縁の三部作決着戦と謳われてはいるが、そのチャンピオンが3日のKunlun Fight 14でアンドレイ・ヘラスムチクにダウンを2度喫して判定負けを喫するという失態を演じており、ヒザを効かされたボディとともに精神面がどこまで回復しているのかも気になるところだ。

またウェルター級王座決定ワンデー4人制トーナメントに出場予定だったマーセル・グローエンハートも、同じくクンルンファイトに出場し、70キロ級トーナメントでシッティチャイ・シッソーピーノンにKO負け。今大会の出場を回避することとなった。グローエンハートと対戦予定だった二キー・ホルツケンは代役アレクサンドル・ステクレンコと準決勝を行う。

もう一つの準決勝はレイモンド・ダニエルズが、ジョナタン・オリヴェイラと対戦。このトーナメントの優勝者にはGlory世界ウェルター級王者ジョセフ・バルテリーニへの挑戦権が与えられる。米国でキックを定着させようという大志を抱いて3年目を迎えるGloryだが、中国&タイ系のビッグショーに押され気味、ついには世界王者が敗れるという事態に追い込まれた。キック未開の大国ということもあり、各大会で北米のファイターを重用せざるをえない状況下では、クォリティとしても立ち技ナンバーワンの座を保つことも難しくなっている。そんな2015年のGlory、戦いの幕が上がる。

■Glory19対戦カード

<ウェルター級挑戦者決定トーナメント決勝/3分3R>
TBA
TBA

<Glory世界ヘビー級選手権試合/3分5R>
[王者]リコ・ヴァーホーベン(オランダ)
[挑戦者]エロール・ジマーマン(キュラソー/4位)

<ミドル級/3分3R>
ジョー・シリング(米国/1位)
ロバート・トーマス(カナダ/9位)

<ウェルター級挑戦者決定トーナメント準決勝/3分3R>
二キー・ホルツケン(オランダ/1位)
アレクサンドル・ステクレンコ(ロシア/4位)

<ウェルター級挑戦者決定トーナメント準決勝/3分3R>
レイモンド・ダニエルズ(米国/7位)
ジョナタン・オリヴェイラ(ブラジル/6位)

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