【UFC181】劣勢サマンが、左ハイキックでTUFウィナーから逆転KO勝ち取る
<ミドル級/5分3R>
ジョシュ・サマン(米国)
Def.2R3分08秒by KO
エディ・ゴードン(米国)
TUF19ミドル級ウィナーのゴードンが、TUF17セミファイナリストのサマンと対戦。さきほどのアンダーソンといい、かなり影の薄くなってきたTUFウィナーだが、ゴードンはいきなりテイクダウンからスクランブルの攻防のなかで力強さを見せる。しかし、直後の接近戦でサマンのヒザが急所に入り、試合が一時中断する。再開後、サマンのテイクダウン狙いを切り返しトップを取ったゴードンが、インサイドから細かいパンチを入れる。ブレイク後、ゴードンはサマンの蹴りにパンチを合わせ、ダブルレッグで即テイクダウンへ。ゴードンは体を起こして、重いパウンドを一発落として首を抱える。エルボーを受けると、ゴードンをガードの中に入れたサマンは、そのまま防御に徹し切り初回を戦い終えた。
2R、サマンはジャンピングフロントキックを見せるも、直後にゴードンが右フックを入れる。距離を詰めて倒されたサマンは、ここでもクローズドガードを取る。能動的には試合を動かすことができないゴードンは、サマンがケージを利して立ち上がろうとした際に左のパウンドを落とす。サマンはリストを取って三角狙いか。ゴードンはハーフの状態を取るも、またもブレイクが掛かる。試合がスタンドに戻ると、サマンの左ハイがゴードンの顔面を捉える。体が硬直し一直線にマットに沈んだゴードン。攻めている間はブーイングを受け、逆転KO負けという形で大きなインパクトを残すこととなってしまった。