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【Metamoris05】JT攻勢も、恐るべしマクドナルドの引き出しの多さ

McDonald vs JT【写真】MMAでは見せない技をこれだけ持っているのかと、ローリー・マクドナルドには驚かされた(C)MMAPLANET

<ノーギ/20分1R>
JT・トレス(米国)
Draw
ローリー・マクドナルド(カナダ)

ここまで普段は大きいのかと驚かされるマクドナルド。しかし、そのマクドナルドに対しJTがアームドラッグから、シングルでテイクダウンを奪う。JTはマクドナルドのバタフライガードを越えてパスに成功。ニーインベリーから右腕を差しに行くも、ここはマクドナルドも譲らない。上四方に移動し、またもサイドからニーインベリーのJTが、キムラを狙う。関節技は防いだマクドナルドだが、パス狙いに防戦一辺倒という厳しい状態が続く。5分経過前にスタンドに戻ったマクドナルドだったが、なかなか自分の形で組めない。ダブルレッグを防いだJTに対し、マクドナルドは飛込みながら腕十字へ。極まらないと見ると、即立ち上がる。

MMAでは絶対に見せない、引き込みながらの攻撃を2度見せたマクドナルドは、ボディロックにJTを捉える。すぐに引き込んだJTは、マクドナルドをガードの中に置く。起き上がりパスを狙うマクドナルドに対しJTはヒールフックからトップへ。そのままスタンドに戻ると、JTがジャンピングガードでグラウンドへ。今度はマクドナルドがヒールを仕掛ける。体を回転して逃げるJTは上体を起こしてワキを差し、肩固めからスイープへ。肩固めは外れたが、そのままマウントを奪取する。再びJTは肩固めを仕掛けるが、ここも防いだマクドナルドがスタンドへ戻る。片足への蟹ばさみのような形でヒールを仕掛けたマクドナルド。JTはレッグドラッグからパスへ。足をしっかりときかせるマクドナルドだったが、パスを許してしまう。すぐに戻したマクドナルドが立ち上がると、残り時間はもう5分30秒しか残っていない。

ここでJTが引き込む。立ち上がったマクドナルドがパス狙いから下になりながら足関節を狙う。起き上がったJTのテイクダウン狙いに対して、またも蟹ばさみのような動きを見せたマクドナルドだったが、直後にパスを許し、横三角&キムラで攻め込まれる。さらにトップから腕を畳もうとしたJTだったが、マクドナルドが見事に防ぐ。バタフライリフトからアキレス腱に入ったマクドナルド。足を抜いたJTが、バックを窺う。自らマットに背中をつけたマクドナルドはパスを許すも、ブリッジからは簡単に立ち上がる。引き込んだJTにマクドナルドはヒール。JTもヒールの形に入ると、マクドナルドは自らフックを外してトップへ。

JTのヒールからのスイープを耐えたマクドナルドは、引き込んだJTをパス、そして足関節狙い。最後は起き上がったところで時間に。攻勢だったのは小柄なJT。ただし、ノーギといえども、いわば本職のJTに対し、MMAでは絶対に使わないテクニックをマクドナルドが次々と披露し、ここまで極めの態勢に入るとは大いに驚かされた。

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