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【REAL01】国内MMAデビュー、ホベルト・サトシ・ソウザ 「打撃? 驚かせることはできる」

Robert Satoshi【写真】いよいよ日本でサトシのMMAを見ることができる (C)MMAPLANET

27日(月)、東京都渋谷区のゴールドジム原宿で行われたREAL01の記者会見。12月23日(火・祝)に東京都江東区の有明コロシアムで開催される同大会で、ホベルト・サトシ・ソウザは韓国のジョン・ドゥジェと対戦することが発表された。

ワールド柔術では2007年にジュブナイル青帯2冠、09年に紫帯ライト級優勝、10年に茶帯ライト級優勝、黒帯では今年と一昨年に3位入賞、さらに12&14年はワールドプロ柔術優勝と輝かしい実績を残すサトシ。MMAは昨年10月にREALの北京大会でデビューし、RNCで一本勝ちしている。そんなサトシにとって初めて日本で戦うMMA戦が決まった。会見直後に彼をキャッチ、その意気込みを訊いた。
Special Thanks to Edison Kagohara

──会見を終えてどのような気持ちですか。

「心配です(笑)」

──心配?

「大きな大会だし、その一員になったことで不安です」

──MMAを戦うことに不安を感じているのですか。

「それはないです。試合は良い試合ができると思います」

──今年のワールド柔術で世界3位。アブダビ・プロを制したこともあるサトシ選手にとって、MMAとはどのような位置づけにあったのでしょうか。

「最初、柔術家として日本にやってきた時、誰も僕のことを知らなかったし、何もなかったです。試合に出て、結果を残し柔術界では名前も知られるようになりました。今度は柔術でやってきたことをMMAで再現し、もっと多くの人に自分のことを知ってもらえればと思います。

もともとMMAを戦うつもりはなかったけど、クレベル・コイケや兄のマルキーニョスがMMAで戦うのを見て、自分だってできる、戦えない理由がないと感じるようになり、戦うことを決めたんです」

【写真】ワールド柔術では道着があっても裸絞めを見せていたサトシ(C)MMAPLANET

【写真】ワールド柔術では道着があっても裸絞めを見せていたサトシ(C)MMAPLANET

──MMAと柔術は別モノです。今後、どのような割合でこの2つを戦っていくつもりですか。

「どうするかはまだ正式には決めていないけど、今はまだ柔術をメインにしたいです。MMAは年に1試合か2試合、残りは柔術の大会に出ていこうかと思っています」

──現在、MMAの練習は?

「MMAの練習も実は続けてきました。3年ぐらい前からMMAと柔術の練習を平行して行っています。MMAの練習もブルテリア・ボンサイでやっていて、ボクシングは豊橋までいって習っています」

──初めて日本でMMAを戦います。他のMMAジムに行って練習する予定などは?

「このまま同じように練習をしていくことになると思います。ただ、MMAの試合が決まったので、これからはMMAの練習を増やします。柔術の試合があれば柔術をメインにして、MMAの試合前ならMMAに重点を置きます」

──対戦相手ジョン・ドゥジェの映像などはもうチェックしていますか。

「試合の映像は見ていないですけど、戦績はチェックしました。もう20試合ぐらいキャリアがあって、カレ・ガ・ハジメテ・シアイ・シタ・トキ・オレ、15サイ・ダッタ(笑)。ニホン・デ・4シアイ・グライ・シテイテ、ソノマエ・ハ・ズット・カンコク」

──何か注意すべきところはあると考えていますか。

「試合結果を見ると、KO勝ちが多いので打撃は気を付けたいです」

──寝技だけなら全く問題ないですが、サトシ選手の打撃にはやはり不安が残ると思います。サトシ選手自身、現時点で自らの打撃に自信を持っていますか。

「ボクシングもずっと前から練習してきたけど、秘密にしてあまり言ってこなかったです。でも、驚かせることはできると思います。MMAはMMAで、打撃だけでもないし、寝技だけでもない。打撃から寝技に持っていきたいです」

──お兄さんのマルキーニョスと、これで2回連続同じ日に戦います。柔術と違い、MMAで同じ日に戦うことをどのように思っていますか。

「ジュウジツ・ナラ・ゼンゼン・アブナクナイ。イタカッタラ、タップ・シタラ・オワリ。デモ、ソウゴウ・ハ・モット・ヤバイ。パンチ・モ・アルシ、キック・モ・アル。ダカラ、コワイ。本当は別々の日に戦いたいです(笑)。去年、北京で試合をしたときは僕が第3試合で、マルキーニョスがメインでした。間があったので、お互いセコンドにつけたので今回もそんな風になれば良いと思っています」

──階級がスーパーライト級となっていますが、何キロになるのでしょうか。

「72.5キロから74キロの間です。こういう階級は余りないのですが、将来はライト級で戦おうと思います。この階級はクロンがいるからある階級だろうし、経験を積めばライト級で戦いたいです」

──ではサトシ選手のMMAでの目標を教えてください。

「柔術と同じで、皆に僕の名前を知ってほしいです。あとはファイトマネーをたくさんもらえるようになりたいです(笑)。そして日本で戦っていきたいです」

──ありがとうございました。最後にファンにメッセージをお願いします。

「ニホンゴ・デ?  ポルトガルゴ・デ・オネガイシマス(笑)。マッテ(笑)……、ベストを尽くし柔術で結果を残せてきたので、MMAでも皆を驚かせたいです。楽しみにしてください」

■REAL01対戦決定カード

<REALウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]マルキーニョス・ソウザ(日本)
[挑戦者]高木健太(日本)

<スーパーライト級(※74.2キロ)/5分2R>
ホベルト・サトシ・ソウザ(日本)
ジョン・ドゥジェ(韓国)

<ウェルター級/5分2R>
菊田早苗(日本)
ソン・キナン(中国)

<バンタム級/5分2R>
中原太陽(日本)
ヤオ・ホンガン(中国)

<女子無差別級/5分2R>
ガヴィ・ガルシア(ブラジル)
藪下めぐみ(日本)

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