【PXC45】トップキープでマスガが、フライ級転向初戦でアルフレッドを下す
<フライ級/5分3R>
ヴィンセ・マスガ(北マリアナ諸島)
Def.3-0
マクレーン・アルフレッド(グアム)
激しい睨み合いから分かれた両者。低い姿勢のアルフレッドが左ハイ、続いて左ミドルを見せるも接近戦になるとマスガにトップを奪われる。すぐに上体を起こし足を取って上を取り返したアルフレッドだが、マスガも直ちに立ち上がる。ケージにアルフレッドを押し込み、ハイクロッチ&小外掛けでテイクダウンに成功したマスガはハーフからワキ差しパスを狙う。アルフレッドがスイープを狙った時点から、抑え込むような展開が続き、フルガードに戻される。ワキを差してリバーサルを仕掛けたアルフレッドの試みを潰したマスガが、トップをキープし初回を取った。
2R、アルフレッドのテイクダウンに倒れながらリバーサルを決めてトップを取ったマスガが、初回同様ハーフの状態でトップをキープする。マスガは左のパウンドを連続で落とすと、アルフレッドがフルガードに戻すとエルボーに変えて攻撃を続ける。ケージを背にしても起き上がることができなかったアルフレッドは、ハーフの状態で背中をつけてマスガのパス狙いに足を戻す。続くスイープもマスガの体を跳ね上げることはできたが、自らが起き上がるところまでいかずガードが続く。マスガはエルボーを入れ、右の連打へ。基本は頭をつけた状態でパンチを入れるマスガだったが、残り10秒で上体を起こし、勢いのあるパンチを狙ったところで、アルフレッドが起き上がってシングルへ。ここで2Rが終了した。
最終回、アルフレッドがシングルレッグを仕掛けたが、マスガは頭を押さえて防ぐとそのままバックを窺う。背中をつけたアルフレッドが、ここもハーフガードの態勢に。マスガは足を抜いてマウントを取ったが、アルフレッドがエビから体を抜いて起き上がろうと試みる。マウントに捉われず、トップキープに拘るマスガはしっかりとトップをキープ。アルフレッドはガードに戻すも立ち上がることはできない。足を後方に抜いて、マスガにシングルを仕掛けようとしたアルフレッドは、これも潰されガードに戻る。
マスガは勢いのある右パウンドを連続で落とし、残り10秒となってもシングルを仕掛けて立ち上がったアルフレッドにパンチを入れ、試合終了を迎えた。判定結果は当然、3-0でマスガに。「減量は大変だった。スタンドとトップコントロールに長けた相手だったのしっかりと準備してきた」と勝者は語った。