【UFC150】岡見勇信、オクタゴンで21カ月ぶりの勝利
<ミドル級/5分3R>
岡見勇信(日本)
Def.2R3分05秒 by TKO
バディ・ロバーツ(米国)
リーチに優るロバーツが、前に出てきて右を振るう。続いてハイを見せたロバーツ、岡見も前に出るが、左ジャブをもらう。それでも打撃のプレッシャーを与える岡見は、ジリジリと前に出て右ジャブを伸ばす。そこに右ハイを見せるロバーツの左をよけた岡見だが、続くジャブを顔面に当てられてしまう。
組みついた岡見は得意の四つ組みからバックへ、さらに正面に回ってダブルレッグ。再びバックに回ってテイクダウンを狙う。テイクダウンの防御が巧妙なロバーツから、バックに回りつつ寝技に持ち込んだ岡見は、腕十字狙いを防いでトップをキープする。
インサイドガードからパウンドとのコンビネーションでパスを狙う岡見。左足を一本抜いて、ハーフにとった岡見はパスからマウントを狙う。パスからサイドを取った岡見は、頭を巻き込んでいるロバーツをしっかりと抑え込んでトップキープ。残り30秒でマウントを奪うと、バックからパウンドと落す。背中が伸びたロバーツに対し、岡見はタイムアップまで思い切り左右のパウンドを落とし続けた。
2R、前に出てくるロバーツがバランスを崩すが、前に出た岡見はジャブを顔面に受ける。初回同様、怯まず前に出た岡見は組みついて、バックへ。前方に崩すようにテイクダウンを奪う。ロバーツのギロチンを外す隙に、立ち上がられるもダブルレッグがテイクダウンに成功した岡見は、息を整えながらしっかりと背中をつかせる。
インサイドハーフからパス、またもマウントを奪取した岡見。時間はまだ2分半残っている。背中を伸ばし、頭を抱えるロバーツに右を落し続けると、ついにレフェリーが試合をストップし、岡見が21カ月振りの勝利を手にした。