【Strikeforce】ミドル級初陣ラーキンが、ローラー破り無傷の13連勝
【写真】エリートXC、ストライクフォースと打撃戦で敗れたことがないロビー・ローラーを新鋭のロレンツ・ラーキンが下した。ミドル級の注目株、登場だ(C)ESTER LIN/Showtime
<ミドル級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン(米国)
Def.判定3-0:30-27、30-27、30-27
ロビー・ローラー(米国)
フットワークを使いながら様子をうかがうローラー。ラーキンはカウンター狙いか。踏み込んで右フックを放ったローラーは、下がるラーキンを追いこむ。ラーキンは首相撲からヒザ蹴りを見せるが、胸を合わせたローラーにケージに詰められる。
押し返しテイクダウンを奪ったラーキンがパウンドを落とすも、ローラーは腕を抱えて立ち上がる。そのままラーキンはローラーをケージに押し込むが、態勢を入れ替えられる。フックからフライングニーで攻めるラーキン、ローラーも左フックを返していく。
ローラーはラーキンをケージに押し込むが、ここでも豪快なアッパーを受けてしまう。ボディアッパーを受け首相撲の態勢を取られると、懸命に胸を合せるローラー。ラーキンはボディにヒザを放つなど、押し込まれた状態から強さを見せた。
2R、まずは左右のローを蹴ったラーキンに対し、距離を取ったローラーだが再びローを受ける。右フックからヒザ蹴りと攻勢に出るラーキン。ローラーはここでもケージにラーキンを押し込む。ダブルレッグに切り替えたローラーに対し、ラーキンは首を取って後方回転、足のフックが無くローラーは首を引抜くことに成功する。
両脇を差して押し込むローラー、ラーキンは左エルボーを打ち込む。残り30秒でブレイクが掛かり、打撃戦になるが互いに決め手はなく試合は最終ラウンドへ。
3R、ミドルの蹴り合いから互いに左を伸ばす。パンチで距離を詰めたローラーは、ここもケージにラーキンを押し込みダブルレッグの態勢に。頭を押して耐えるラーキンに対し、距離を取り直したローラーが左を打ち込んでいく。互いに手数は少なく、同士討ちのようなタイミングで拳を出すケースが多い。
すると、思い切り左を打ち込んだローラー。ラーキンも右ハイから左を伸ばす。残り1分、互いに手数が少ない展開のなか、ローラーはラーキンの左をよけて左を合せようとする。最後の10秒で打ち合い、残り4秒になると距離を取るようにステップバックを続けたラーキンは、ミドル級初戦でローラーを破り、デビュー以来、土つかずの13連勝とした。