【Invicta FC08】ベネットがヒザを効かせ、左ミドルで決める
【写真】コール中も敗者オウルドはお腹を庇っているような仕種が見られた。女子MMA、腹を効かせる場面が増えて来ている(C)ESTHER LIN/INVICTA FC
<フライ級/5分3R>
ディアナ・ベネット(米国)
Def.2R1分34秒by TKO
ミッシェレ・オウルド(米国)
オウルドのローをカットしたベネット、組み合いのなかでケージにオウルドを押し込む。体を入れ替えたオウルドが逆にベネットを押し込んでいく。再び態勢を変えたベネットはヒザ蹴りをボディに連続で突き上げると、ヒジを見せて距離を取り直す。ベネットは蹴り足を掴んでテイクダウン、インサイドから左のパンチを落す。
オウルドは腰を切って十字を狙うも、ベネットは正面に移動しポスチャーを取って許さない。立ち上がったベネットがローを放った後、レフェリーがブレイクを命じ試合はスタンドで再開される。左右のフックを入れたベネットは、首相撲から連続でヒザをボディに入れる。体が折れ、崩されたオウルドは時間に救われたが、そのままコーナーに戻れず体を屈め苦しそうな表情を隠すことはできなかった。
2R、ベネットはオウルドの外側からの攻撃に主眼を置き、右回りでサークリング。オウルドは左ミドルを放つも届かない。左ミドルを蹴り込んだベネット、腹を効かされていたオウルドは後退し、ケージにしゃがみ込む。レフェリーはすかさず試合を止め、ベネットのTKO勝ちが決まった。「この団体、観客の前で戦えて夢が実現したわ。フライ級ならタイトルでも誰とでも戦う」と勝者は笑顔で語った。