【BFC62】フレイレ兄、キムラでウッダードに敗れる波乱
<ライト級トーナメント準々決勝/5分3R>
ロイド・ウッダード(米国)
Def.2R1分46秒 by キムラアームロック
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
右を伸ばして組みついたウッダードが、ヒザを連続でボディに突き上げていくが、急所を直撃し試合が早々に中断する。しゃがみこんでいたパトリッキーが立ち上がり、試合が再開すると、ウッダードの左フックがヒット。直後にパトリッキーがテイクダウンするも、すぐに立ち上がる。
ウッダードの放ったジャンピングニーは距離が合わず、パトリッキーの左がその顔面を捉える。しかし、ウッダードはスイッチし、左ストレートを伸ばすと、この一発でダウンを奪う。パトリッキーはクローズドガードを取るが、ウッダードがケージ際でスラムで叩きつける攻勢に出る。
立ち上がったパットリッキーは、直後にダブルレッグでテイクダウンを奪うも、ケージを背にしたウッダードが立ち上がる。足を掛けて、再びテイクダウンを奪取したパトリッキーはマウントへ。大きく振りかぶるパウンドに、ブリッジをあわせたウッダードがトップを奪い返す。
足を捌いて右のパウンドを落とすウッダード。パトリッキーはスイープ狙いから立ち上がって、右→左と重いパンチを叩きこむ。ヒザ蹴りで反撃に出たウッダードから、パトリッキーはここでもテイクダウンを奪うことに成功した。
ウッダードのキムラ狙いを、鉄槌で潰し、逆にキムラで切り替えしたパトリッキーが、そのままトップをキープして初回が終わった。
2R、左を伸ばすウッダードだが、ガードが低い。パンチを見せても体が流れるなど、やや疲れが見えるウッダード。それでも、リーチを生かしてパンチを振り回していく。
右から左を伸ばすウッダードに対し、パトリッキーも左を返し、さらに右を打ち込む。テイクダウン狙いのパトリッキーに、ヒザを蹴り込んでトップを取ったウッダードは、腕十字を捌いて、担ぎからサイドへ。アームロックを仕掛けたウッダードは、そのまま首を両足でロックし、一回転すると肩を極められたパトリッキーがタップ。シーズン4ベスト4のウッダードが、同シーズン準優勝のパトリッキーを下す番狂わせを起こした。