【WSOF11】TD→トップ、フィッチが15分間のワンマンショー
【写真】右のパンチからダブルレッグ。このパターンで何度も寝技に持ち込まれたホールマン。そこから足関節を仕掛けては、フィッチに逃げられたパウンドを受け、ポジションを許してしまった(C)LUCAS NOONAN /WSOF
<ミドル級/5分3R>
ジョン・フィッチ(米国)
Def.3-0:30-27. 30-27. 30-27
デニス・ホールマン(米国)
試合はすぐにフィッチがトップ、ホールマンがガードという形でグラウンドへ。細かいパンチを落すフィッチに、ホールマンは窮屈な状態から得意のギロチンを仕掛けていく。一度は10フィンガー、再度ギロチンへ戻したホールマンは頭を抜かれると、ケージを蹴って腕十字へ。フィッチは腕を引抜きサイドへ。足を戻されてもハーフからパンチを落す。続くホールマンのヒザ十字を立ち上がって防いだフィッチのパウンドの勢いが増す。ホールマンはフルガードに戻し固めると、頭を抱えに行くも残り20秒の間、フィッチが脇にパンチを落としながら初回終了となった。
2R、すぐにダブルレッグを決めたフィッチが初回同様トップに。ホールマンのケージウォークに立ち上がったフィッチは右のパウンドを落し、インサイドガードへ。残り1分40秒となり、再び立ち上がったフィッチが左右の連打を落す。ホールマンは左足を取り、ヒールからアンクルへ。体を捻って切り抜けたフィッチがパスガード。サイドから左のエルボー&パンチを見舞っていく。腹へのエルボーから、体を起こし勢いのあるパンチを落したフィッチがこのラウンドも最後までトップを取りつづけた。
最終回、左ローから左ジャブ、右ボディとスタンドで打撃を見せたフィッチが、右ストレートからダブルでテイクダウン。起き上がった状態で体重を乗せたパンチを連続で落す。ホールマンの足関節狙いを潰し、引き続き勢いのある右パンチを続けるフィッチ。フルガードに戻したいホールマンだが、殆ど勝ち目のない試合展開に。残り1分、起き上がったフィッチは左のパウンドを振り落とし、ハーフから肩固めを狙う仕種も見せるが、ディフェンスに徹し切ったホールマンが防御し、試合はそのままタイムアップへ。15分間、フィッチの一方的な攻勢となり3-0の判定勝ちを手にした。