【WSOF11】力の差ハッキリ。ゲイジーが初防衛に成功する
【写真】圧力が違ったジャスティン・ゲイジーとニック・ニューウェル。期待の一番、圧倒的な差でゲイジーがTKO勝ちし王座防衛戦に成功した(C)(C)LUCAS NOONAN /WSOF
<WSOFライト級選手権試合/5分5R>
ジャスティン・ゲイジー(米国)
Def.2R3分09秒by TKO
ニック・ニューウェル(米国)
ゲイジーの右ローで試合がスタート。ニューウェルも左ハイを返し、果敢に打撃戦を挑む。ヒザ蹴りを蹴り込んだニューウェルだが、構わずゲイジーは前に出てローでバランスを崩させる。アウトサイドに回って右をニューウェルが打ち込むと、ゲイジーの動きが一瞬鈍り連打を受ける。続くテイクダウン狙いを切ったゲイジーはローを放つも、左ミドルを決められる。動きが固まったゲイジーは、思い切り右ローを蹴り込むが、ニューウェルは再び左ミドルを入れる。
ゲイジーは首相撲からヒザをニューウェルに打ち込み、テイクダウン狙いをスプロールすると、スタンドでパンチからヒザを動きの落ちたニューウェルに放っていく。打撃を受けてはテイクダウンに逃げるようになったニューウェルはついに引き込んでしまう。スタンドで待ち受けたゲイジーは、右フックを打ち込みバックコントロールから勢いのある右を打ち込む。ニューウェルのヒールフック狙いに観客席がわきあがるも、体を捻ったゲイジーがスタンドへ逃れる。右フックから左フック、さらにアッパーと猛攻を見せたゲイジーが初回を取った。
2R、エルボーで額をカットしたニューウェルに右から左を打ち込み、さらにアッパーにつなげるとニューウェルは自らヒザをつく。パウンドを入れスタンドに戻ったゲイジーが引き続き、右を見舞い、テイクダウン狙いにも付き合わない。ニューウェルはスタンドに戻ると、右ミドルを受けテイクダウンからガードへ。もちろん、これに付き合わないゲイジーが右アッパー、左フック、さらに右フックと攻め続ける。
ニューウェルのシングルレッグを切り、右のパンチを顔面に入れたゲイジーは、ハーフガードのニューウェルにパンチを落とし、ブレイクを待つようにスタンドへ戻る。なかなか立ち上がることができないニューウェル、ここでレフェリーはドクターにニューウェルのカットのチェックを要請する。再開後、ゲイジーは右フックをヒット。息を整えたように見えたニューウェルが右ミドルを放ったが、直後の右フックでダウンし、即レフェリーが試合を止める。終わってみれば力の差を見せつけた一方的な試合展開で、ゲイジーが初防衛に成功した。