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【UFC173】ピチェルがバック制し、試合をコントロール=判定勝ち

2014.05.25

<ライト級/5分3R>
ビンチ・ピチェル(米国)
Def.3-0 : 30-27, 30-27, 29-28
アンソニー・ンジョグアーニ(米国)

左ジャブから前に出るピチェル。ンジョグアーニも左ストレートから右、そして左ハイを繰り出すが、その際にピチェルの指が目に入り試合が一時中断となる。ドクターチェック後、ンジョグアーニが再開に応じ左ハイを蹴りこんでいく。ピチェルはンジョグアーニのヒザ蹴りに対し、組みつくとハイクロッチからリフトアップしテイクダウンに成功する。ンジョグアーニが背中をケージにつけて立ち上がると、ピチェルは細かいヒザを蹴っていく。ブレイク後、スイッチを繰り返すンジョグアーニが左ハイからヒザ蹴りを見せるも、またもケージに押し込まれる。と、今度はピチェルのヒザがンジョグアーニの急所を直撃。うめき声を挙げるンジョグアーニは、インターバル明けにローに右を合わせようとする。声を挙げてワンツーを放つンジョグアーニは、またも組まれてケージに追い込まれる。ヒザを蹴り合う両者、ンジョグアーニは離れて右ロー、ワンツーを打ち込んだが、ピチェルもフックを返したところで初回が終了となった。

2R、パンチから組みに行くピチェルを切り、ショートフックやアッパーをンジョグアーニが見せる。ンジョグアーニの打撃の圧力に負けず、ピチェルは組んでバックに回るとそのまま崩して、後方からパンチを入れる。動きが鈍くなったンジョグアーニは、立ち上がってもすぐに後方への投げでテイクダウンを許す。それでも立ち上がるンジョグアーニに対し、ピチェルは後方への崩しはすっぽ抜けたが、すぐに両足を束ねて背中をつかせた。再びバックから勢いのあるパンチを入れたピチェルは、左ヒザを突き上げる。一旦離れたピチェルは、両足をマットに着きながらダブルレッグで組みつくと、豪快に担ぎ上げてテイクダウンへ。直後にバックマウントを取ったピチェルがRNCを仕掛けるも、ンジョグアーニは胸を合せて立ち上がる。ピチェルも負けじともう一度テイクダウンへ。最後はバックマウントから打撃を入れながら2Rを戦い終えた。

3R、パンチから組みを何度も狙うピチェル。その度に防ぐンジョグアーニがワンツーを放つ。両者、手数が少なくなったなかンジョグアーニはボディからワンツーへ。顔面へのパンチは届かず、ピチェルは右ハイへ。これをブロックしたンジョグアーニが左右のパンチを振るうがスピード&切れがない。直後にピチェルが組みついてテイクダウンに成功する。ンジョグアーニはバックを譲りながら立ち上がるも、2R同様に後方への投げを許す。ケージに押し込まれバックを取られたままのンジョグアーニはテイクダウンを許し、ピチョルがマウントを奪取する。簡単にンジョグアーニは回転しバックマウントを許すと、もう一度反転して仰向けに。冷静にマウントを取り返したピチェルはバックを制した状態で立ち上がり、投げを狙ったところで試合はタイムアップに。ピチェルが3-0の判定勝ちを手にした。

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