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【UFC175 & TUF19 Finale】公開会見は笑い有り、殺気有り

2014.05.24

UFC175&TUF19 Finale PC

【写真】チェール・ソネン、ロンダ・ラウジー、クリス・ワイドマン、ダナ・ホワイト、リョート・マチダ、アレクシス・デイヴィス、ヴァンダレイ・シウバ、BJ・ペンが出席、BJと対戦するフランキー・エドガーは奥方が妊娠中で、会見は欠席となった(C)MMAPLANET

23 日(金・現地時間)、MGMグランド・ガーテンアリーナで行われたUFC173「Barao vs Dillashaw」の公開計量前に、7月5日(土・同)と6日(日・同)の連日開催となるUFC175&TUF19Finaleの公開記者会見が同所で開かれた。ファンのQ&Aを含めると50分近く続いた会見から、気になったコメントを要約してみた(順不動)。

Chris Weidman【写真】世界チャンピオンらしく、フォーマルでキメてきたUFC世界ミドル級チャンピオンのクリス・ワイドマン(C)MMAPLANET

クリス・ワイドマン
「対戦相手が変わって思うこと? リョート・マチダとヴィトー・ベウフォートは全くタイプが違うファイターだよ。でも、自分の考え方は何も変わらない。リョートの次はヴィトーと戦いたいね。ブラジルに来いって言っていた? いやラスベガスで戦うよ」

リョート・マチダ
「この試合で勝てば2階級制覇? 今はベルトのことよりもワイドマンと戦うことに集中している。同じマネージメントのアンデウソンが2度負けた相手だということは、この試合には何も関係ない」

BJ PennBJ・ペン
「とにかくフランキー・エドガーともう一度戦いたかった。そしてダナに相談したんだ。そうしたら145ポンドで戦えるなら、また電話をくれと言われた。だから145ポンドで戦うことにしたんだ。勝っても現役を続けるのかって?  勝っても、この試合だけ。負けても、この試合だけ――というつもりで、この一戦に集中している。スキニーになったし、調子は良いよ」

【写真】その言葉通り、すっかりスリムになったBJ・ペン。これまでヘビー級戦は経験している天才だが、フェザー級は初めての挑戦となる。ちなみに2000年に柔術世界大会を制した時の体重は道着込で70キロ未満。当時は特注道着などなかったので、約3キロが道着の重さとすると、現在のMMAフェザー級1ポンドオーバー規約より800グラムほど重かったことになるか (C)MMAPLANET

Sonnen & Rousey【写真】チェール・ソネンとの掛け合いのようなやり取りでは、このような笑顔を何度もロンダ・ラウジーは見せていた。そして観客席から続いたラブコールには、照れるシーンも(C)MMAPLAENT

ロンダ・ラウジー
「アレクシスが私の腕十字は極まらないって言っているって? 確かにこの一戦は、私にとって初めて柔術の黒帯と戦う試合になるわ。柔道がバックグラウンドの私と柔術がバックグラウンドの彼女、どちらの寝技が強いか。ジナとはいつの日か戦いたいと思っている。でも、これから戦うのはアレクシス。彼女に勝たない限り、その次のことは考えられない」

アレクシス・デイヴィス
「ファンが何を言うのかは自由よ。ジナ・カラーノとロンダ・ラウジーの試合が見たいという声がたくさんあっても、今ここにいるのは私だから」

Sonnen vs Wanderleiヴァンダレイ・シウバ
「今、俺は最高の時を迎えている。これまでで一番のヴァンダレイ・シウバを見せることができる」

【写真】案の定というか、フェイスオフでは小競り合いに発展。仕掛けたのは計算が成り立つチェール・ソネン。例えヴァンダレイ・シウバが切れても、対応できる――そこまで計算していそうで、TUF BRシーズン3同様ソネンの掌の上で踊らされているヴァンダレイだった……(C)MMAPLANET

記者との質疑応答中、ダナ・ホワイトはロンダとメイウェザー戦という話題に「ストリート、MMAでやればロンダが勝つ。まだMMAが分かっていない。メイウェザーは最高のボクサーだが、投げを防ぐことはできないんだ」と声を張り上げると、チェール・ソネンは悪乗りしたように何度も、「〇〇と戦うとロンダ自身はどう思う?」と振り続け、自らの試合に関してはUFC史上最高の2日間になる――など、PRマンの役割をしっかりと果たした。そして、会見終了後のフェイスオフ撮影では、これまた乱闘直前の罵り合いに発展と役割を全うしていた感がある。その一方で、ヴァンダレイはシャレでは済まない雰囲気で、かなり緊張感が高まった小競り合いとなった。

Pat BarryなおファンによるQ&Aタイムの最後に登場したのは、先のGloryデビュー戦でKO負けを喫したパット・バリー。かつてのトレーニング・パートナーのブロック・レスナーが、ダナ・ホワイトに引退勧告をしてくれ――と尋ねた件について「レスナーはああは言っているけど、俺は彼と話をしていない。彼からは電話ももらっていないし、テキストだって送られてきていないんだ。ダナ、レスナーに俺に電話を掛けるように言ってくれ」というバリーの訴えに会見出席者とファン、会場全体が笑いに包まれた。

【写真】会見の締めはパット・バリー。表情豊かな訴えに会場は笑い声が多く起った (C)MMAPLANET

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