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【Bellator120】試合後に本領発揮?? ランペイジがモーを破る

<シーズン10ライトヘビー級T決勝/5分3R>
ランペイジ・ジャクソン(米国)
Def.3-0:29-28, 29-28, 29-28
キング・モー(米国)

いきなりシングルレッグでテイクダウンを奪ったモー。ランペイジは背中をつけるが、足を効かせハーフからフルガードに戻す。ショートのパウンドを落すモーがパスガードに成功する。ハーフに戻したランペイジは、右腕をワキに差して立ち上がる。頭を押して立ち上がったランペイジの太腿にバックをとったモーがヒザを入れる。胸を合わせられると、もう一度モーは、ランペイジの左ヒザ裏を刈って尻餅をつかせる

胸を合わせてランペイジがようやく立ち上がる。残り90秒、距離を取り直したモーにジリジリを詰め寄るランペイジだが、左フックは空振りに。左ジャブの交換から、ランペイジはモーのダブルレッグを切る。右フックを空振りしバランスを崩したモー、ここで初回が終わった。

2R、モーの左ローは低くローブロー気味だが、試合は続行される。ランペイジは右フックをヒットさせ、ケージに詰まったモーに左も打ち込む。組みついてケージに寄せてきたモーを、突き返すランペイジ。モーのダブルレッグを切るも、距離を取って殴ろうとしたところでバックに回られる。ランペイジは胸を合わせ体を入れかえると、左右のフックを放つ。これが空振りに終わり、ランペイジに疲れが感じられるように。残り40秒であっさりとテイクダウンを取られるランペイジは、ボディにヒザを受けながら起き上がる。ランペイジの右が伸びる。続いてテイクダウン狙いに、アッパーを合わせるようとするが、かなりスタミナが切れてきたようだ。

最終回、モーのテイクダウン狙いを切るも、ケージに押し込まれたランペイジ。シングルとダブルの移行に、テイクダウンを許す。モーのパス狙いに背中を預けたランペイジは、バックを取られた状態で立ち上がると胸を合わせていく。離れた両者、互いの右は空振りに。モーも疲れが目立つが、自らがケージ中央に位置取ると、ケージにランペイジを押し込んでいく。幾度となく態勢を入れ替える両者、残り40秒でレフェリーがブレイクを命じる。回りながらテイクダウンを狙うモーに、右アッパーをヒットさせたランペイジだったが、試合はここでタイムアップに。試合後にも関わらず、口論を続ける両者。

ジャッジの裁定は3者とも29-28でランペイジに。パンチの数は多かったが、精度は低く、テイクダウンを許したランペイジの勝利に、モーは不満の表情をハッキリと浮かべる。するとランペイジはエマニュエル・ニュートンへの挑戦よりも、リマッチを要求。観客に「ランペイジのKOが見たいか? 次は眠らせてやる」とアピール。モーは「自分が勝者」と譲らなかった。試合後にこれだけ元気な両者、試合で魅せないとオフ・ザ・ケージの方が、オン・ザ・ケージよりも大切になってしまうベラトールだ。

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