【Strikeforce】メインが消滅も、粒揃いのカードが揃う
11月21日(金・現地時間)、米国カリフォルニア州サンノゼのhpパビリオンで行われるストライクフォース『DESTRUCTION』。メインで世界ライト級王座防衛戦を行う予定だったジョシュ・トムソンが負傷欠場、ボビー・サウスワース×ヘナート・ババルの間で争われる世界ライトヘビー級選手権試合が繰り上がりメインとなり、大会1週間を切った16日(日・同)にはEXCファイター=スコット・スミスの参戦が決定、テリー・マーティンと対戦する。
【写真】EXCの落とし子スコット・スミスと対戦するテリー・マーチンは、9月20日のプレイボーイマンション大会で豪快なKO勝ちを収めている (C) Strikfeforce
トムソン×宇野薫、トムソン×クリス・ホロデッキーというカードが噂されたが、結局は対イーブス・エドワーズ戦に落ちついたメインイベントが、その王者の負傷で消滅。エドワーズは10月3日に同プロ初のデンバー大会のメインでサム・モーガンを破ったドゥエイン・ラドウィックと対戦することが決定。打撃系MMAファイター同士の対戦は、KO必至激しい試合になるだろう。
トムソン欠場を受け、メインに繰り上がったストライクフォース世界ライトヘビー級王者ボビー・サウスワースがヘナート・ババルを迎え撃つ一戦。サウスワースは、元はフランク・シャムロックの愛弟子で、そのフランクが名門AKAを離れた後も所属し続け、TUFシーズン1にも出演しているベテランファイターだ。
キャリア9勝5敗と影の薄い、ベイエリア限定世界王者という声もある彼に対して、挑戦者ババルは「ボビーは俺の挑戦を受けたことが、自身のキャリアで最大のミステイクと気付くだろう」と挑発的な言葉を発している。
また、EXCの活動停止を受け、同世界ミドル級に2度チャレンジしたことがあるスコット・スミスの参戦が急遽発表された。対戦相手はヘビーパンチャーのテリー・マーティン。急遽決定した試合に対して、スミスは「ボクシングではテリーの方が僕より上だ。でも、キックボクシングでは僕が上」と語っている。
この他、ハウフ・グレイシーの黒帯ルーク・スチュアートが、ジョー・リッグスと対戦する一戦や、鉄人夫人キム・クートゥアーのMMA第2戦、DREAMで所英男と対戦したダレン・ウエノヤマの出場など、トムソン欠場を吹き飛ばす熱闘が見られそうだ。
■ストライクフォース『DESTRUCTION』全対戦カードは以下の通り。
<ストライクフォース世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
ボビー・サウスワース(米国/王者)
レナート・ババル(ブラジル/挑戦者)
<ウェルター級/5分3R>
ルーク・スチュアート(米国)
ジョー・リッグス(米国)
<164ポンド契約/5分3R>
イーブス・エドワーズ(米国)
ドゥエイン・ラドウィック(米国)
<ミドル級/5分3R>
スコット・スミス(米国)
テリー・マーティン(米国)
<女子130ポンド契約/3分3R>
キム・クートゥアー(米国)
リナ・クホコフ(米国)
<175ポンド契約>
ルモント・デイビス(米国)
ブライアン・シュワルツ(米国)
<バンタム級>
ブラッド・ロイスター(米国)
ダレン・ウエノヤマ(米国)
<ミドル級>
ニク・セオティコス(米国)
ルーク・ロックホールド(米国)
<ミドル級>
トニー・ジョンソン(米国)
エリック・ローソン(米国)
<フェザー級>
アルビン・カクダック(米国)
ジョセ・パラシコス(米国)
<ライト級>
ボビー・スタック(米国)
シリーロ・パディーリャ(ブラジル)
<ミドル級>
カート・オシアンダー(米国)
ポール・カスティーリョ(米国)