【PFC】米国最軽量級大会にランバー&タクミ出場
11月20日(木・現地時間)、カリフォルニア州のリムーア、サンフランシスコとロサンゼルスのほぼ中間に位置する街で、非常に興味深い大会が開かれる。パレス・ファイティング・チャンピオンシップ(PFC)は、その名の通りタチパレスホテル&カジノで開かれるMMA大会で、ズッファに買収される以前のWECのような人材育成大会として、確固足る地位を築いている。
【写真】メジャーを経験したマーシャルが、メインで復活を賭けミドル級マッチに出場する(C) ZUFFA
メインイベントで、元WEC世界ライトヘビー級王者ダグ・マーシャルがミドル級マッチに出場する今大会には、日本からタクミ、そしてランバー・ソムデートが出場する。
軽量級ファンにとってPFCの魅力は、フライ級の試合をマッチアップしていることが大きい。今回はフライ級王座決定トーナメントの準決勝として、コブラカイの最軽量寝技師ユリシーズ・ゴメスが出場、なんとランバー・ソムデートと対戦する。
ランバーがMMAの試合を日本国外で行うのは初めて。米国の試合ということで、厳格なレフェリングの下、ロープ掴みなど減点対象となる行為には注意したい。修斗世界フェザー級王者・上田将勝と練習し、寝技&倒れない力にも定評はあるが、なるべくはユリシーズの得意分野で戦いたくないところだ。
なお、ランバーはこの試合に勝利すると、1月22日に予定されている次々回大会でルイス・ゴンザレス×パット・ルネスの勝者と王座を賭けて戦うことになる。
メインに出場するダグ・マーシャルは、対戦相手の戦績からすると、ここは豪快な勝利が期待されるが、ファイトはファイト、何が起こるか分からない。万全を期す必要はある。
日本から出場するタクミ、女子MMA創世期の女王エリン・トーヒル、ルタリーブリの実力者でIFLベテランのレオポルド・セラォンとEXC系ShoXCでジバ・サンタナの連勝を阻止したジェイミー・ヤラとの一戦、またチーム・オーヤマのショーン・ビアスが元イーゲン・イノウエ門下のエディ・ヤギンと対戦するカードなど、通のファンには堪らないマニア垂涎のマッチアップが揃ったPFC。要注目だ。
■『PFC(Palace Fighting Championship)11』対戦カードは以下の通りだ。
<メインイベント ミドル級>
ダグ・マーシャル(米国)
ラファエル・デルヘアウ(ブラジル)
<PFC世界ライトヘビー級選手権試合>
ジョージ・オリベイラ(米国)
イザリア・ラーソン(米国)
<フライ級トーナメント準決勝>
ユリシーズ・ゴメス(米国)
ランバー・ソムデート(タイ)
<フライ級トーナメント準決勝>
ルイス・ゴンザレス(米国)
パット・ルネツ(米国)
<ミドル級>
ジェイミー・ヤラ(米国)
レオポルド・セラォン(ブラジル)
<フェザー級>
エディ・ヤギン(米国)
ショーン・ビアス(米国)
<ライト級>
ドミニク・ロビンソン(米国)
タクミ(日本)
<ミドル級>
フィル・コリンズ(米国)
ケニー・エント(米国)
<ライト級>
ポピー・マルチネス(米国)
トニー・ルラマス(米国)
<ライト級>
ミッキー・マルチネス(米国)
ダレン・クリスピ(米国)
<フェザー級>
チャド・メンデス(米国)
ラルフ・ロペス(米国)
<ライト級>
エバン・ダンハム(米国)
ビクトー・メサ(米国)
<ライト級>
ジェイソン・カーペンター(米国)
ファン・ロペス(米国)
<女子ライト級>
エリン・トゥーヒル(米国)
ジェン・フィンニー(米国)
<女子フライ級>
パウリナ・ラミレス(米国)
ブリタニー・ブリアーノ(米国)