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【BFC58】チャンドラーの前に、アルバレスの拳&柔術

19日(土・現地時間)にフロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロックホテル&カジノで開催されるBFC58の公開計量が18日(金・同)に行われた。

シーズン5も千秋楽が近づき、残すイベントもBFC58とBFC59 の二大会となったベラトールFC。今大会ではトーナメント決勝は組まれず、BFC世界ライト級選手権試合をメインに、スペシャルファイト・イベントとなっているが、女子MMA戦出場のジェシカ・アギラー、MMA2戦目となる元It’s Showtime世界77キロ級王者コズモ・アレッシャンドリが、計量オーバーし、キャッチウェイト戦を行う模様だ。

エディ・アルバレスにとって、2度目の王座防衛戦となる今回のマイケル・チャンドラー戦。現在7連勝中の王者、通算22勝2敗のエディに対し、チャンドラーのMMA戦績は8勝0敗で世界戦が9戦目というもの。ちなみにエディの9戦目は、2006年12月のボードッグ・バンクーバー大会、アーロン・ライリー戦だった。


その点を踏まえれば、世界王者の器を持つファイターは、キャリア10戦に満たなくとも、それだけの力と可能性を有していると考えることができる。だからこそ、キャリアの重ね方が大切になってくるが、ミズーリ大レスリング部のキャプテンを務め、オールアメリカンにも選出されているチャンドラーは、間違いなくその資質を持っている。

ただし、この時点で対戦相手がエディということを考えると、その壁は果てしなく高いと言わざるを得ない。レスリングだけを見ればチャンドラーが、エディのそれを上回るが、ボクシング&柔術の技術を融合し、かつ以前のひたすらにアグレッシブなスタイルから、リアクションMMAに戦い方が変貌し、穴が非常に少なくなってきている。

非UFC所属ライト級ファイタートップ3は、ギルバート・メレンデス、青木真也、そしてエディ・アルバレス、この評価は誰もが認めるところだろう。そんなエディと対するチャンドラーは、テイクダウンからパウンドで勝機を握るのが最善策だが、前門のボクシング、後門の柔術が控えているだけに、厳しい試合になることは間違いない。

◆BFC58 主な計量結果

<BFCライト級選手権試合/5分5R>
[王者]エディ・アルバレス:154ポンド(69.85キロ)
[挑戦者]マイケル・チャンドラー:154.5ポンド(70.08キロ)

<195ポンド契約/5分3R>
ヘクター・ロンバード:193ポンド(87.54キロ)
トレバー・プラングレー:194.75ポンド(88.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
マルロン・サンドロ:145.5ポンド(66キロ)
ハファエル・ディアス:145.75ポンド(66.11キロ)

<女子116ポンド契約/5分3R>
リサ・エリス・ワード:114ポンド(51.71キロ)
ジェシカ・アギラー:117ポンド(53.07キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレット・クーパー:185.5ポンド(84.14キロ)
ジャレッド・ヘス:185.5ポンド(84.14キロ)

<ライト級/5分3R>
コズモ・アレッシャンドリ:157.25ポンド(71.33キロ)
アヴェリー・マクファーター:156ポンド(70.76キロ)

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